6月19日、第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)の女子バレーボール予選ラウンドの組み合わせ抽選会が、VNL(バレーボールネーションズリーグ)ファイナルラウンドの開催地であるバンコク(タイ)で行われ、日本は、ブラジル(世界ランキング1位)、ポーランド(4位)、ケニア(20位)と同じB組に入りました。
VNL予選ラウンド終了時点(6月17日)の世界ランキングに基づき行われた今回の抽選会。開催国フランスがA組、世界ランキング1位のブラジルがB組、2位のイタリアがC組と自動的に振り分けられた後、3位から5位のトルコ・ポーランド・アメリカ、6位から8位の中国・日本・オランダ、9位以下のセルビア・ドミニカ・ケニア、と3つのグループがそれぞれ抽選を行い、日本は、ポーランド、ケニアと同じB組を引き当てました。
3組に分かれた予選ラウンドでは、4チームが総当たりで戦った後、各組の上位2チームと3位となった3チームのうち2チームが、合計8チームによる決勝トーナメントに進出します。1位から8位までを決定して行う決勝トーナメントの順位づけは、(1)各組内の順位、(2)勝利数、(3)勝ち点、(4)セット率、(5)得点率、(6)直接対決での勝敗、(7)世界ランキング、の順で決まるだけに、一つでも多く勝利したうえで、敗れたとしても1セットでも多く、1ポイントでも多く奪うことが上位進出のための条件となります。
抽選の結果を受けて、日本代表チームを率いる眞鍋政義監督は「パリオリンピックの切符を獲得してから1週間も経たずに予選ラウンドで対戦する3チームが決まった。安堵したのも束の間、一気に気持ちが引き締まった。チームとしての目標は、選手、スタッフと相談することとしており、今後お伝えしたい。個人としては、東京大会以上の成績を目指して、予選突破(準々決勝進出)に全力を注ぐ。世界ランキングで日本より下位に位置するケニアには確実に勝利したい。ポーランドはVNLでもストレートで敗れており、間違いなく難敵。そして2022年の世界選手権、2023年のパリ五輪予選でも対戦し、悔しい思いをさせられたブラジル。オリンピックでは、リオ大会、東京大会と続き3大会連続予選ラウンド同組で、もはや腐れ縁」とコメント。それぞれの対戦相手に対する思いと、予選突破への決意をしめしました。
対戦相手が決まって、パリへの本番モードが一気に高まったバレーボール女子日本代表。12人(プラスリザーブ1名)に絞られる選手選考も含めて、この後の戦略に注目です。
【女子バレー パリオリンピック予選ラウンド組み合わせ】(6月17日時点の世界ランキング)
<A組>
フランス(開催国、19位)
アメリカ(5位)
中国(6位)
セルビア(9位)
<B組>
ブラジル(1位)
ポーランド(4位)
日本(7位)
ケニア(20位)
<C組>
イタリア(2位)
トルコ(3位)
オランダ(8位)
ドミニカ共和国(11位)
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