■MLB ドジャース 3ー0 ロイヤルズ(日本時間17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス・ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(29)が17日(日本時間)、本拠地でのロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場。3打数2安打(2本塁打)2打点で打率は.309。今季初となる2打席連続ホームランでリーグトップ20本のブレーブス・M.オズナ(33)に1本差と迫った。
ロイヤルズ先発のシンガーは2023年WBCアメリカ代表、大谷との通算成績は5打数2安打、打率.400、本塁打はないが相性の良い相手。1回第1打席、フルカウントから甘く入ってきた81マイル(130キロ)のスライダーをフルスイングして良い角度で打球は上がったが、ややタイミングが早くライトポールの右に切れてファール。大谷は7球目を見極め四球で出塁した。
3回の第2打席、カウント2-1から甘く入ってきた外角低め92マイル(148キロ)のシンカーを完璧に捉えると、打球速度は183.9キロ、飛距離137.4m、打球角度27度と完璧な一打、4試合ぶりとなる18号ホームランを放った。現地時間で父の日となったこの日、大谷は21年、23年にホームランを放っている大谷、2年連続3度目、父の日のアーチとなった。
イニング間のベンチではF.フリーマン(34)、J.ヘイワード(34)のベテラン陣と通訳を交えず会話していた。
6回の第3打席、今度は1球目、80マイル(129キロ)のスライダーを振り抜くと、高く上がった打球はライトスタンドへ。打球速度は178.1キロ、飛距離121.9m、打球角度は39度。今季初となる2打席連続の19号ホームランを放った。大谷の2打席連続弾は、昨季7月28日のタイガース戦以来、約11ヵ月ぶりとなった。
大谷のホームランの余韻が残る中、3番・フリーマンもライトスタンドへ2者連続となる10号、大谷・フリーマンのアベックアーチは今季3度目となった。
そして、7回、大谷がネクストバッターズサークルでスタンバイしていると1番・ベッツ(31)が左手の死球を受け退場。ベンチも心配そうな表情でダグアウトに去るベッツを見守っていた。大谷の第4打席、ロイヤルズ3人目左腕A.セルパ(24)と対戦。カウント1-1からスライダーに体勢を崩されセンターフライに倒れた。
大谷は3打数2安打(2本塁打)2打点で打率は.309。チームは大谷の2本とフリーマンの1本の3得点でロイヤルズに勝利した。
大谷は試合後のインタビューで「打ち方も含めて強くしているのでそれが良くなった」と話し、2本塁打を放ったシンガーに対しては「リズムよくテンポのいいピッチングだったので、数少ない甘い球を打ててよかった」と振りかえった。
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