■米国男子ゴルフ 全米オープン 最終ラウンド(日本時間16~17日、米・ノースカロライナ州パインハーストリゾート&CC、7548ヤード、パー70)
今季メジャー第3戦の全米オープン最終日。2アンダーの5位でスタートした松山英樹(32、LEXUS)は1バーディ、1ボギーの「70」で回り、トータル2アンダーの6位で4日間の戦いを終えた。大会を制したのは、ブライソン・デシャンボー(30、アメリカ)。6アンダーで4年ぶり2度目の優勝を飾った。
日本人選手で唯一決勝ラウンドに進んだ松山は前半、8番までパーセーブの我慢のゴルフを続ける。迎えた9番、177ヤードのパー3で第1打をバンカーに入れてしまう。2打目のリカバリーショットはピンまで2m弱につける。しかし、パーパットはカップの横を通り過ぎ、この日初めてのボギー。スコアを一つ落とし、1アンダーで折り返した。
後半の11番、松山はティーショットをラフに入れてしまい、2打目は出すだけで精一杯。それでも3打目をグリーンに乗せると、スライスラインを読み切ってパーをキープした。続く12番でも2打目をバンカーに入れてしまうが、何とかパーで切り抜けた。そして迎えた13番、316ヤードのパー4で1オンに成功し、この日初めてのバーディを奪う。その後、松山はパープレーで回り、2アンダーでフィニッシュした。
優勝争いは、終盤に6アンダーで並んだブライソン・デシャンボー(30、アメリカ)とロリー・マキロイ(35、北アイルランド)の一騎打ちとなった。
最終組のデシャンボーは17番をパーで終える。一組前のマキロイは、18番のティーショットをラフに入れ、第2打もグリーンを捉えられずボギーで5アンダーに後退。デシャンボーは18番のティーショットを大きく右に曲げ、木の枝の下からの2打目はバンカーに捕まる。それでも3打目の素晴らしいアプローチでパーをセーブし、6アンダー。マキロイに1打差をつけて優勝を果たした。
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