楽天イーグルスは週末、ホームでロッテとの3連戦に臨みました。開幕投手の早川投手が今シーズン初白星。そして緊急事態にルーキーが力投を見せました。
4月12日(金)の初戦は早川が今シーズン3度目の先発。開幕投手に初白星をつけたい打線は0対0の4回、今シーズン3度目のスタメン起用となった6番・伊藤裕季也。ストレートを完璧に捉えた1発はチーム本拠地第1号。ソロホームランで先制します。
同点とされた5回も1アウト満塁のチャンスで5番・阿部の内野ゴロの間に勝ち越しに成功。さらに7番・辰己のライト前へ落とすタイムリーで追加点。先発・早川を援護します。
早川は毎回ランナーを背負うピッチングも失点は5回のソロホームランのみ。6回途中1失点でマウンドを降ります。その後リードを広げ9回は守護神・則本が3人で締め本拠地初セーブ。早川も今シーズン初勝利で楽天はカード初戦を制しました。
早川隆久投手
「伊藤裕季也さんが、自分の投げているときによく打ってくれるので、これからもたくさんの援護をしてもらえればなと思います。これからもっと勝ち星を積み上げていけるように頑張っていきたいと思います」
13日(土)は2年目の荘司が先発予定も発熱により先発を回避。ドラフト5位ルーキーの松田がプロ初先発のマウンドに上がりました。試合開始5時間前に先発を告げられたという急遽の登板は、「緊張していた」という初回に1点を失うも大崩れせず4回1失点の力投。見事に代役を果たします。
5回には守備で好プレーが飛び出します。ノーアウト1塁でキャッチャー石原がバント処理を迷わず二塁へ送球。ダブルプレーを奪いピンチを防ぎます。
さらに8回はノーアウト2塁で再び石原。牽制でランナーを刺すビッグプレー。ブレーク候補の8年目が自慢の強肩で投手陣をアシストします。
楽天は8投手の継投で2失点と踏ん張り、打線も12安打と今シーズン5度目の2桁安打をマークもチャンスであと1本が出ず。延長戦で決着はつかず今シーズン初の引き分けとなりました。
今江敏晃監督
「荘司が先発回避のアクシデントもありながら、最終的には先制されたんですけど、引き分けになったのは粘り強く戦えたかなと思います」
カード勝ち越しをかけた14日(日)の第3戦。先発の藤井がピリッとしません。押し出しで先制を許し、その後も3連打を浴びるなど打者一巡の猛攻を受け初回だけで5失点と出鼻をくじかれます。
それでもそのウラ3番・浅村がこの一振り。今シーズン14試合目での1号ソロで1点を返します。
しかしその後はロッテ先発・佐々木朗希をなかなか打ち崩せず敗れた楽天。今シーズン初のカード勝ち越しは次回以降に持ち越しとなりました。
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