■MLB レッズ 2ー4 カブス(日本時間10日、オハイオ州シンシナティ、グレートアメリカン・ボールパーク)

カブスの今永昇太(30)が10日(日本時間)、敵地でのレッズ戦に登板し、6回2/3、94球を投げて被安打5(1本塁打)、奪三振7、四死球1、失点2で防御率は1.96。5月2日メッツ戦以来、6試合ぶりの白星で6勝目を挙げた。2試合ぶりに「2番・DH」でスタメン出場した鈴木誠也(29)は5打数3安打で打率は.272。今季3度目の3安打を放った。

直近2試合で12失点(自責点8)とメジャーの打者に対応し始められた今永、ナ・リーグ中地区、同地区でのライバル、7連勝中のレッズ戦に先発。

今永がマウンドに上がる前にカブス打線は1回表、無死一塁から2番・鈴木誠也(29)がレフトオーバーのツーベースでチャンスメイク。8日(同)の試合で送球が左脇腹に当たり、1試合欠場したが復帰戦の第1打席でフルスイングを見せてケガの不安を払拭した。

そこから1死満塁とすると5番・I.ハップ(29)がライト線へ走者一掃のタイムリーツーベース。今永に3点の先制点をプレゼント。

最高の形で先制してもらった今永は1回、1番・S.フェアチャイルド(28)を83マイル(134キロ)のスプリットで空振り三振、さらに3番・J.キャンデラリオ(30)もスプリットで空振り三振と1回をわずか8球、ボール球を1球も使わず抑えた。

2回はレッズ打線は早いカウントから今永のストレートを狙ってきたが序盤で球威のあるボールに押されて3つのアウトは全てフライでのアウトとなった。しかし、3回、先頭の8番・L.メイリー(33)に1球目のストレートをレフトスタンドへ今季2号ソロで4対1。今永は3試合連続被弾となった。それでも後続をしっかり押さえ、序盤は9つのアウトの内、三振以外、7つのアウトは全てフライアウトと伸びのあるストレートで抑えた。

4回、1死から四球で走者を許したが、5番・J.インディア(27)を内角低め厳しいコースへのストレートで見逃し三振、6番・S.エスピナル(29)はスプリットでショートゴロと7連勝中のレッズ打線につけ入る隙を与えない投球。

勝ち投手の権利のかかる5回、先頭の7番・T.J.フリードル(28)にはこの回から使い始めたスイーパーで空振り三振、前の打席でホームランを打たれた8番・メイリーはスプリットで空振り三振、今永はリベンジを果たしてマウンド上で吠えた。そして、9番・B.ダン(25)をショートゴロと3者凡退に抑えて、勝ち投手の権利を手にした。

今永は6回も3者凡退に抑えて、3回にホームランを打たれてからはレッズ打線をノーヒットに抑える好投を見せた。

7回、先頭の4番・S.スティーア(26)にスプリットをショート内野安打でこの試合初めて先頭打者の出塁を許すと、続く5番・インディアにはカーブをセンター前ヒット。得点圏に走者を背負うと、6番・エスピナルにはスイーパーをレフト前タイムリーと変化球を打たれて4対2。3連打で1点を失った。1死三塁とピンチが続いたが7番・フリードルをスイーパーで空振り三振。2死を奪ったところで降板となった。今永は6回2/3、94球を投げて被安打5(1本塁打)、奪三振7、四死球1、失点2で防御率は1.96。中継ぎ陣に後を託した。

2死三塁でマウンドに上がった2人目M.ライターJr(33)が代打のJ.フレイリー(29)を空振り三振に打ち取りピンチをしのいだ。8回も無失点に抑えると、9回は抑えのH.ネリス(34)が今季9セーブ目、今永は5月2日メッツ戦以来、6試合ぶりの白星で6勝目を挙げた。

「2番・DH」で先発出場した鈴木は5打数3安打で打率は.272、4月10日パドレス戦以来、今季3度目の3安打をマーク、チームも連敗を3でストップした。

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