■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子予選ラウンド 第2週 日本 3ー1 スロベニア(8日、福岡・北九州) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会で日本代表(世界ランク5位)はスロベニア(同6位)と対戦。セットカウント3ー1(25-23、19-25、26-24、25-21)で接戦を制し、大会通算成績を6勝2敗とした。

スタメンは主将の石川祐希(28)、セッターには関田誠大(30)、山内晶大(30)、小野寺太志(28)、西田有志(24)、髙橋藍(22)、リベロは山本智大(29)が起用された。

福岡ラウンドの最終戦。第1セット序盤は、主将の石川がスパイクやブロックを決めチームを鼓舞。しかし、ここまで6戦全勝と勢いに乗るスロベニアに高さのある強打やサービスエースを決められ、16-19とリードを許す。それでもそこから髙橋藍が3連続得点、さらに好レシーブが西田のアタックに繋がり20-19と逆転に成功。その後も西田が体勢を崩しながらスパイクを決めるなど、執念を見せた日本が25-23で第1セットを先取した。

第2セット、日本は平均身長2m超えのスロベニアの高さに苦しめられる。それでも、1セット目7得点とこの日好調な西田がサービスエースやプッシュを決め、11-13と食らいつく。しかし中盤以降、点差は縮まらず、連続でサービスエースを許し、髙橋藍もブロックで止められてしまう。相手の高さに屈し、19-25でこのセットを奪われた。

第3セットは、セッター・関田のサービスエースなどで4連続得点。西田もこの日4本目となるサービスエースを成功させるなど、一時4点差をつけた。しかし、スロベニアに立て続けに強打を許し16-16の同点に追いつかれてしまう。その後は1点を争う攻防が続いた。24-24でデュースに突入すると、西田がブロックアウトを誘い25-24、最後は髙橋藍が押し込み、26-24で第3セットを奪い、セットカウント2-1と日本がリードした。

第4セットも西田の左腕が唸りを上げる。スパイクを決める度に雄叫びをあげ、ブロックも決め8-5とリードする。司令塔の関田もトスを散らし、日本は3点のリードをキープしたまま中盤へ入った。さらに高さのあるスロベニアのスパイクを山内が止める。長いラリーから髙橋藍が3枚ブロックをモノともせず、強烈なスパイクを決めるなど、日本が全員バレーでセットカウント3⁻1スロベニアに勝利した。

今大会は、出場16か国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。

パリ五輪出場を確定させている日本にとっては、大会の結果がパリ五輪の組み合わせに影響する重要な大会となる。日本は次戦、舞台をマニラに移し18日に、世界ランク12位のカナダと対戦する。※世界ランキングは試合前

【日本の得点(上位)】
西田  26点
髙橋藍 16点
石川  12点

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