J2の鹿児島ユナイテッドFCは13日、アウェーで愛媛FCと対戦。試合終了間際の劇的なゴールで、勝ち点1を手にしました。

5試合勝利から遠ざかっている鹿児島ユナイテッドは、ともに今シーズンJ3から昇格してきた愛媛FCと対戦しました。

ここまで9試合先制ゴールがないユナイテッドは、序盤から積極的に相手ゴールに迫ります。14分には福田がドリブルで持ち込んでシュート!しかし、相手キーパーの好セーブで先制はなりません。

すると25分、高い位置でボールを奪われそのまま失点。この試合も先制を許し、追いかける展開となります。

1点を追うユナイテッドは31分、ゴール正面から藤村が狙いますが、わずかにポストの右にそれ、同点ゴールとはなりません。

前半のアディショナルタイム、ユナイテッドは今シーズン初スタメンの中原が、相手選手にスライディングして転倒させたプレーで一発退場となり、1人少なくなってしまいます。

苦しい状況の中、ユナイテッドは後半の立ち上がりにも失点し、2点を追いかける展開に。

しかし、選手たちは諦めていませんでした。15分、後半からピッチに入った今シーズン初出場の圓道が、相手の裏へ抜け出すと、そのままカットインしてシュート!圓道の今シーズン初ゴールはチームにとって実に6試合ぶりの得点となり、反撃ののろしを上げます。

さらに43分、コーナーキックから途中出場の井林がヘディングシュート! これは相手キーパーのファインセーブに阻まれます。

しかし、後半アディショナルタイムのラストワンプレー。田中のフリーキックから、相手のクリアボールを野嶽がボレーシュート!野嶽の今シーズン初ゴールでついに同点に追いつきます。

1人少ない劣勢の中最後まで諦めなかったユナイテッド。2対2の引き分けで貴重な勝ち点1を手にしました。

鹿児島ユナイテッドFC・野嶽寛也選手「何とか勝ち点をもぎ取ろうというみんなの気持ちが勝ち点1につながった。来たボールに無心で振り切ったら何とかゴール方向に飛んでくれて良かった」

ユナイテッドは引き分けで勝ち点1を獲得しましたが、5試合勝ちがありません。順位は16位となっています。

ユナイテッドの次の試合は17日のルヴァンカップ2回戦です。白波スタジアムでJ1の東京ヴェルディと対戦します。

そして、リーグ戦の次節は21日、ホームで15位の栃木SCと対戦します。

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