■MLB カブス 7ー6 ホワイトソックス(日本時間5日、イリノイ州シカゴ、リグリー・フィールド)
カブスの今永昇太(30)が、本拠地でのホワイトソックス戦に登板し、4回1/3(69球)を投げ、被安打7の5失点(自責1)、奪三振6、四死球0で防御率は1.86から1.88に。
前回5月30日のブルワーズ戦では4回1/3を投げ、7失点でメジャー初黒星を喫した今永は、中5日で6勝目を狙ったが、2戦連続で5失点以上と乱調。しかし、打線が6回に5-5の同点に追いついて今永の黒星が消え、2連敗は回避。さらにチームは終盤に勝ち越し、今季メジャーワースト11連敗中のホワイトソックス相手に逆転勝利を収めた。
今永は黒星回避も5月2日メッツ戦での勝利以来、5戦連続で勝ち星なし。日本人投手最高のデビューから6連勝に王手をかけていたが、前回の黒星で快挙達成ならず。デビュー9戦で防御率は驚異の0.84と快進撃をみせてきたが、直近2戦で12失点と踏ん張りどころを迎えた。
この日の立ち上がりは、先頭打者をスプリットで空振り三振、続くA.ボーンにヒットを許したが、2か月ぶりに復帰のロバートJr、4番・P.デジョングを連続の空振り三振で切り抜けた。2回は3者凡退と序盤から安定したピッチング。
3回は先頭L.ソーサに内野安打を許したが、続くM.マルドナードの遊ゴロをショート・D.スワンソン(30)の好捕でダブルプレー。後続のC.ジュルクスは空振り三振に仕留めた。
だが4回は連続ヒットで無死一・二塁とすると、4番・デジョングの三ゴロをC.モレル(24)がグラブで弾いてしまうエラーで先制点を献上。続く打者は捕邪飛も、C.リーにストレートを捉えられ、2点タイムリーを浴びて0-3。さらに2死三塁でL.ソーサに真ん中のスプリットをレフトスタンドに運ばれる1号2ランを浴び、この回で一挙5失点。
スタジアムは少しずつ雨が降り始め、雷注意報が出たためか 5回はバックネット裏の観客が避難しはじめる。今永は先頭・ジュルクスに二塁打を打たれ、A.ボーンを中飛に抑えたが、続くロバートJr.に対しカウント1-2となったところで試合は一時中断に。
約40分後に試合は再開し、今永は降板となって2番手・T.ミラー(28)がマウンドへ。1死二塁からロバートJr、デジョングを打ち取り追加点は与えず。
4回まで1安打と沈黙していた打線は5回、先頭・ハップが二塁打で出塁すると、1死でD.スワンソン(30)のタイムリーで1点を返す。さらに6回は2死一塁でC.モレルが自身のエラーからの失点を振り払う11号2ランで3-5とすると、ハップのヒットからP.ウィズダム(32)が3号2ランを放ち5-5と試合は振り出しに。本拠地は大歓声となり今永の黒星は消滅。
敗戦ムードから一転、打線は粘りをみせ逆転へ。7回は復帰戦のロバートJr.に3号ソロを浴び5-6としたが、8回は1死一・二塁からI.ハップ(29)の2点タイムリーで7-6と逆転に成功した。
9回は5番手のE.ネリス(34)が1死から四球と盗塁を許し、一打同点のピンチとなったが、牽制で二塁タッチアウト。最後は1番・ジュルクスをファールフライに打ち取って逆転勝利をつかんだ。ホワイトソックスは長いトンネルを抜け出せず、メジャー今季ワーストの12連敗に。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。