サッカーJ2の鹿児島ユナイテッドFCは2日、ホームでブラウブリッツ秋田と対戦。浅野哲也新監督の初陣で勝ち点1を手にしました。
J3降格圏内の18位に低迷し、大島監督の解任が発表された鹿児島ユナイテッド。2015年から2年間指揮を執った浅野哲也監督が新たに就任し、初めての試合です。
スタジアムには約6500人が訪れ、7試合ぶりの勝利を信じ声援を送ります。
前半、ユナイテッドは、最初のチャンスを迎えます。
山口のスルーパスに反応した藤村から、藤本!かつて浅野監督の下で、J3得点王に輝いた藤本が、完璧な崩しからゴールを狙います。
34分にはディフェンダーの岡本が魅せます。
センターライン付近でボールを奪うと、そのままドリブルで攻め上がりクロス!
先制はなりませんが、秋田ゴールに迫ります。
後半に入り、押し込まれる時間が続くと浅野監督が動きます。
J2初出場の河辺をピッチへと送ります。すると、ファーストプレーでキレのあるドリブル!このプレーで流れを引き寄せると、44分には福田のパスからシュート!強烈なシュートも相手キーパーに阻まれ、得点ならず。
終盤に厚みのある攻撃を展開したユナイテッドですが、ゴールネットを揺らすことはできず、浅野監督の初陣は0対0の引き分けとなりました。
鹿児島ユナイテッドFC・浅野哲也新監督
「(失点)ゼロで抑えられたのは良かったが、我々は勝ち点3を取っていかないといけない状況なので悔しい」
鹿児島ユナイテッドFC・河辺駿太郎選手
「結果を残して勝利に貢献したかった。鹿児島に来てまだゴールを決めていないので、ゴールをどん欲に狙っていきたい」
この引き分けで勝ち点1を加えたユナイテッドですが、降格圏を抜け出すことはできませんでした。
そんな中、次に期待がつながるプレーもありました。Jリーグ公式映像の実況を担当した鹿児島テレビ・上片平健アナウンサーが最も印象に残ったシーンはこちらです!
前半4分
「野嶽、スルーパス、藤村からシュートにいきました藤本のシュート!」
前半4分、ユナイテッドの最初のチャンスのシーン。注目は、パスの出し手と受け手以外の3人目と言われる選手の動きです。
ここでは野嶽選手がパスを出し、山口選手が受けていますが、その瞬間、3人目の藤村選手が縦に走ります。そして、決定的なチャンスへと繋がりました。
サッカーにおいて非常に重要な3人目の動き。こういったシーンが増えれば、間違いなく得点も増えてくると思います。
ユナイテッド、次の試合はアウェーです。6月9日、ファジアーノ岡山と対戦します。
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