■プロ野球 交流戦 ロッテ 3×-2 阪神(延長11回)(1日・ZOZOマリンスタジアム)

ロッテは阪神に延長11回の末、サヨナラ勝利。試合は4回裏、6番・安田尚憲(25)の適時打で先制。しかし6回表、2番手・中村稔弥(27)が満塁のピンチから押し出し死球を与え同点に。さらに9回表、3番手・益田直也(34)が6番・渡邉諒(29)に勝ち越しの犠飛を許した。1点を追う9回裏、2死二塁から8番・友杉篤輝(23)にレフトへの同点適時打が飛び出し再び試合は振り出しに。延長に入り11回裏、2死二塁から9番・愛斗(27)の一打が試合を決めた。投げては先発・田中晴也(19)は5回無失点と阪神打線を抑え勝利つかずも堂々のプロ初登板初先発を終えた。

前日の試合、同点で迎えた延長10回裏、2死満塁から小川龍成(26)が押し出し四球を選びサヨナラ勝利。19年ぶりの10連勝を飾った。勢いに乗るロッテはこの試合、プロ2年目の田中晴がプロ初先発のマウンドに上がった。

田中晴の立ち上がりは1回、先頭の中野拓夢(27)を見逃し三振、2番・植田海(28)を二ゴロに打ち取り2死を奪った。しかし3番・糸原健斗(31)にフルカウントから四球を与え出塁を許すと続く4番・近本光司(29)に初球をライトに運ばれ2死一、二塁に。ピンチを背負うも5番・前川右京(21)を空振り三振に抑え無失点に凌いだ。

打線はその裏、阪神の先発・ビーズリー(28)に対し、先頭・岡大海(32)が中飛、2番・小川龍成(26)が三ゴロ、3番・髙部瑛斗(26)は粘るも三ゴロに倒れ三者凡退となった。

中盤に入り4回裏、3番・髙部が一塁への内野安打、5番・ポランコ(32)が死球を受けるなど2死一、二塁のチャンスを迎えた。続く6番・安田にライトへの適時打が飛び出し待望の先制点を挙げた。

田中晴は5回84球を投げ2安打6奪三振、無失点に抑える好投を披露し降板。しかし6回表、2番手・中村稔がマウンドに上がるも2死走者無しから2番・植田にキャッチャーへの内野安打で出塁を許すと3番・糸原に中安打、4番・近本には四球を与え満塁のピンチを背負った。さらに迎えた5番・前川に対し押し出しとなる死球を与え同点に。

1ー1のまま試合は終盤に入り9回表、マウンドには3番手・益田が上がるも先頭の4番・近本に死球。その後、1死を奪うも6番・渡邉の左犠飛で勝ち越しを許した。

1点ビハインドで9回裏、阪神の4番手。岩崎優(32)に対し、1死走者無しから代打・中村奨吾(32)が中二塁打を放ち出塁。7番・佐藤都志也(26)は空振り三振に倒れるも続く8番・友杉にレフトへの適時打が飛び出し同点に。再び試合を振り出しに戻し延長戦に。

10回表は4番手・坂本光士郎(29)が走者を背負うも無失点に。その裏、打線は阪神の5番手・西純矢(22)に対し先頭の1番・岡が四球を選び出塁するも得点に結びつかず。両チーム走者を出すも無得点に終わった。

11回表は5番手・澤田圭佑(30)が無失点に抑えるとその裏、この回の先頭・中村奨が中安打で出塁。続く7番・佐藤が送りバントを決め1死二塁も8番・友杉は左飛に倒れ2死。しかし迎えた9番・愛斗にライトを超える適時打が飛び出しサヨナラ。2戦連続のサヨナラ勝利で11連勝を飾った。

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