陸上の世界トップ選手が集うダイヤモンドリーグ(DL)の第6戦が日本時間31日にノルウェー・オスロで行われ、男子100mに出場したサニブラウン アブデル ハキーム(25、東レ)が9秒99(+0.4)をマークし、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破。2大会連続となる五輪出場を決めた。

出場選手全てが自己ベスト9秒台とハイレベルな戦いの中、8レーンで登場。好スタートを切ったサニブラウンは中盤以降もスピードに乗り、9秒94のA.シンビネ(30、南アフリカ)に次ぐシーズンベストの2位でフィニッシュ。

これまでの自己ベストは19年6月の全米大学選手権、昨年23年8月の世界陸上ブダペスト(準決勝)で記録した9秒97で、そのタイムにあと0秒02に迫る快走をみせた。

昨年の世界陸上ブダペスト大会では6位入賞のサニブラウンは、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破すれば即五輪代表に内定という条件だったが、前レースのセイコーゴールデングランプリ(19日)の予選で10秒07をマークするも、決勝では足がつった影響により8位(10秒97)で代表内定はお預けに。今季3月にアメリカで行われた大会(ハリケーン大学招待)では、参加標準記録に迫る10秒02(+0.5)をマークしていた。

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