女子サッカーWEリーグ、アルビレックス新潟レディースの橋川監督が5月28日、今シーズンの総括会見を開きました。WEリーグ4位、カップ戦準優勝に輝いた今シーズンを、山登りに例えて振り返りました。

【アルビL 橋川和晃 監督】
「タイトルへ、トップ3へという山を登ったから分かることもかなりあった。今まで“でかいな、美しいな”という山を本気で登ってみたらそれは険しくて」

今シーズンをこう振り返ったのは、アルビレックス新潟レディースの橋川和晃監督です。

昨シーズンは4勝4分け12敗でWEリーグ10位に終わったアルビレディース。

“堅守柔攻”を掲げた今シーズンは就任1年目の橋川監督のもとカップ戦で準優勝、リーグ戦では13勝2分け7敗で4位と飛躍のシーズンとなりました。

【アルビL 橋川和晃 監督】
「我々が今季26点で、当初掲げていたのが36点。一人一人出ている選手が1点ずつとれば+10点になる。守備に関しては、ある程度トップ3と同じ失点で抑えられた」

リーグ戦の上位3チームと得点数は開いたものの、接戦となった試合で勝ち切れたことが好成績につながったと分析。

さらに、新たに加入した元日本代表のベテラン・川澄奈穂美選手の存在も大きかったと言います。

【アルビL 橋川和晃 監督】
「(練習中は)厳しいことも言えるし、すぱっと忘れることもできる。あとは、しっかり物事を俯瞰して、色んなことを見たり、発言したりできる。私も言葉足らずで、何を言っているか分からないところを『最後キャプテン締めて』と言うと、最後すぱっとまとめてくれる」

キャプテン川澄選手を中心に、フレッシュな若手から経験豊富なベテランまで個性豊かな選手がバランス良く揃った今シーズン。

【アルビL 橋川和晃 監督】
「厳しいシーズンの中で、自分たち自身に矢印を向けながらOURチームで、このチームで何ができるかを考えて、みんなが行っている過程の中で一体感が生まれてきた」

3月には2週間でアウェー3試合を含む5試合を戦うなど、過酷なシーズンをチーム一丸となって戦い抜きました。

来シーズンの目標についても橋川節で答えました。

【アルビL 橋川和晃 監督】
「目標があるからこそ頑張れると思う。その目標はより高いほうがいい。やられたらやり返す、倍返しだ。以上!」

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