スタジオ スレッジハンマーは“マイメードプロジェクト”の第1弾として,スマホアプリ「マイメードのえむすび」(iOS / Android)を,2024年4月6日に配信しました。アプリ価格は500円(税込)です。


 本作は,美しい魚たちをモチーフにした美少女人魚「マイメード」が登場する,癒やしのコンテンツ“マイメードプロジェクト”のひとつで,マイメードと絵を使ったしりとりができるゲームです!

 本稿では,マイメードのえむすびを通じて,マイメードのかわいさとゲームの楽しさをプレイレポートで紹介していきます。


土佐錦の収録ボイスは5000語以上!
人魚と遊ぶASMR系の絵しりとりゲーム


 先述のとおり,本作はマイメードを愛でながら,絵を使った連想しりとり=“えむすび”を楽しむゲームです。

 マイメードはえむすびで登場した言葉を学習し,覚えた単語を「おやすみモード」でおひろめして(読み上げて)くれます。
 収録ボイス数はなんと5000語以上というから驚き! しかも淡々と読み上げるのではなく,かわいらしくしっとりと耳元で囁くように口にしてくれるので,ASMRや睡眠導入にも活用できるそうな(後述)。

 ゲームのナビゲーションは,同名の金魚をモチーフにした「土佐錦」(トサキン)ちゃん。ひらひらとした可憐な服をまとい,水中で華麗にたゆたう姿は,まるで竜宮城の人魚のようです。

土佐錦(トサキン)ちゃんの声を担当するのは,元HKT48の声優・山田麻莉奈さん。「日本の夜明けぜよ〜」や「えむすびにゃ〜」などの,ほんわかしたボイスで繰り出される土佐弁がクセになります!

▲えむすびのルールはかんたん! 基本的にはしりとりだけれど,「絵」が題材となっているので発想と直感が試されます

 ゲーム開始後は,画面に4つのイラストが表示されます。それらの絵から連想した単語を,しりとりでつなげられるかを考えつつ,イラストを順に画面下部の泡のなかへとスライドしていきます。

 間違えてしまうと,画面左上に表示されている持ち時間が減少し,正解すると持ち時間が増加します。そして制限時間内にしりとりを完成させられれば,“えむすび”(ゲームクリア)です!

▲ゲーム画面の様子。絵から連想される単語を,しりとりでつながていきます

▲4つの単語がつながったら“えむすび”! しりとりの完成です!

 ルール自体は,絵をもとに連想しりとりをつなげていくという至ってシンプルな内容ですが,1つの絵から連想できる言葉が“1種類じゃない”ところがゲーム性を奥深くさせています。

 たとえば「☆三」という絵のとき,それを「ながれぼし」とするか「りゅうせい」とするかで,しりとりの流れは大きく変わるのです。

▲「ほし」や「ながれぼし」では,しりとりがつながらなくなってしまう……

▲「いのちのみず」「そこなしぬま」「たいおんちょうせつ」……パッとは頭に浮かばないけれど,言われてみれば「たしかに!」となる言葉が満載

▲ゲームに登場した言葉は単語帳に登録され,そこで何種類の解釈があるのかを確認できます。なかには“フカ読み”(深読み)という,ひとひねり加わった解釈も! 一例としては,「プールの絵」から連想されるフカ読みに“すいみんぐすくーる”がありました

▲赤い宝石のフカ読み。ルビーは7月の誕生石なので「しちがつ」と解釈……なるほどー!

▲カモの絵から連想される言葉には鳴き声も! 「なんて深いフカ読みだろう……」と思ったのもつかの間。単語帳を見ると「ぐえーぐえっぐぇ」はフカ読みではなく,普通の正解でした。えぇー!?(笑)

▲「うんちがあるならうんこもあるよね」と思っていましたが,まさか未判明のものも含めて34種類も単語が登録されているなんて……すごく熱い思い入れを感じます

▲争いの予感がする食べ物の名称は,なんと36種類もあるんだとか(ちなみに私は今川焼き&御座候派)。しりとりの絵はランダム表示なので,36種類コンプリートは長い道のりになるけれど,なんとか全部知りたい!

 えむすびは,決められたステージ数でクリアを目指すか,エンドレスでひたすら記録を伸ばすか,2種のモードで遊べます。
 やめどきを見失うほど熱中してしまうけれど,このシンプルさと分かりやすさは,小さな子供や日本語を深掘りしたい人にもオススメ!

 補足ですが,しりとりをつないでいると,土佐錦ちゃんがコンボ回数にちなんだかけ声をかけてくれます。
 それらは「2むすび→2匹目のどじょう」「3むすび→三角州」「4むすび→四季折々」「5むすび→ごま団子」などなど。えむすびに夢中になっていると聞き逃してしまうかもしれませんが,脈絡のない単語ボイスが逆にとってもかわいいので,ぜひ耳を傾けてみてください。


癒やしの“おやすみモード”


 「おやすみモード」では,土佐錦ちゃんが覚えた単語をゆっくりとつぶやいてくれます。これがとても耳に心地いい!

 こちらはASMR(目や耳への刺激で,脳をゾワゾワさせるコンテンツ)として聴くこともできますが,なんでも「認知シャッフル睡眠法」という用途にも活用できるそうです。

 認知シャッフル睡眠療法というのは,関連性のない単語を思い浮かべていくことでだんだんと眠くなっていく入眠方法だそうな。以下は,公式から紹介されていた活用法となります。


■睡眠時の利用例:

(1)寝る態勢に入って,リラックスした状態でおやすみモードを起動してください。

(2)土佐錦が囁くように発する言葉を聴いて,パッと連想するものを思い浮かべてください。一定間隔でランダムな単語を発声しますので,その都度(2)の連想を繰り返してください。頭を使わずに繰り返しているうちに,だんだんと思考がゆっくりになっていきます。

※認知シャッフル睡眠法は,脈絡のない単語と映像を思い浮かべる単純作業を行います。思考が抑えられることによって睡眠に切り替わっていきます。寝付けるかどうかに個人差はありますが,眠れない夜のお供にぜひお試しください。

▲眠れない夜をすごしている方々,ぜひ土佐錦ちゃんに寝かしつけてもらいましょう!



美しくかわいい人魚たちとの癒やし
これから始まる“マイメードプロジェクト”


 本作に登場するマイメードは,デフォルメされた土佐錦ちゃんだけですが,同社が開発中の環境改善シミュレーションゲーム「マイメード -my Mermaid-」では,7人のマイメードが発表済みです。

 同作は,ゲーム画面でマイメードたちと生活を送りながら,彼女たちとコミュニケーションし,アクアリウムフォーミングを楽しむゲームとのことです。いつかほかのマイメードたちも,えむすびのほうに登場してくれるのでしょうか? 期待せざるを得ません!



 金魚や淡水魚に限らず,海水魚のマイメードもいるところに,開発陣のマイメード愛が伝わってきますね!
 そんなマイメードたちは昨年2023年末より,土佐錦ちゃん以外の6人の声優オーディションを実施し,現在は最終選考中だそうです。

 余談ですが,声優さんの応募要項には“ベタ・スプレンデンス,カクレクマノミは男性での応募が可能”という記述がありました。
 ちょっと興味深いこの一文。「これはもしや」と思い調べてみると,ベタは生まれたときはすべてメスで,成長後にオスになる個体が現れるとのこと。クマノミは生まれたときはどちらの性別でもなく,成長していくに連れてどちらかの性別になると,それぞれ特徴があるようです。

 こうした一面をCVでも表そうとは。開発陣のマイメード愛にもう一度深くうなずくとともに,新たな扉が開きそうな予感がしました。

 ただかわいくて癒やされるだけではないマイメードプロジェクト。今後は「マイメードとコミュニケーションできる癒やしコンテンツ」が開発され,最終的に「マイメード -my Mermaid-」がリリースされます。以降の展開にも注目しつつ,今日もえむすびで脳トレです!

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