(筋肉は)地球を守るのかい? 守らないのかい? どっちなんだい!?

 ま~~~も~~~る!

 パワー!(ハッ!)

 筋肉が地球を守ることが明かされたのでもう安泰か……とマルく収まらないのが、すべてがシカクで構成された『四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』(以下、『デジボク地球防衛軍2』)。

 2024年5月17日より放映されるテレビCMに、お笑いタレントのなかやまきんに君が出演。CMでは、なかやまきんに君が四角い“地キューブ”を軽々と振り回したり、左右の胸筋を高速で動かす“筋肉ルーレット”を披露したりと、さまざまなパフォーマンスで『デジボク地球防衛軍2』の魅力をアピール。

 そんなCMの撮影現場に潜入し、なかやまきんに君に撮影中のエピソードや、ゲームに関する思い出話、さらには「自分だったら侵略者に対して、どう立ち向かうか?」などを語ってもらった。

なかやまきんに君

お笑いタレント。体格と筋肉を活かしたボディビルダー風の芸風が特徴。ボディビルダー、俳優、YouTuberとしても活躍。(文中はきんに君)

史上最速の“筋肉ルーレット”に注目!

――CMのオファーが来たときの感想を聞かせてください。

きんに君ふだんから「筋肉で地球を守りたい!」と思いながらトレーニングに励んでいたので、こうして『地球防衛軍』に関わることができ、うれしく思います。オファーをいただいたその日から、ベンチプレスの重さも1.25キロ増やして体を鍛えてきました。

――微増! CMでは地キューブを軽々と振り回す姿が印象的でした。

きんに君あの地キューブですが、じつは意外と重くて。片手で持って振り回したので、いいトレーニングになりました。ただ、撮影では右手でしか持たなかったので、いまちょっと左右のバランスが悪い状態で……。この後、ジムに行って、左手でも同じ重さのダンベルを持ってトレーニングをして、バランスを整えるつもりです。

――今回のCMで注目してほしいポイントは?

きんに君高速で左右の胸筋を動かす“筋肉ルーレット”です。自分のネタのときとは違い、テレビCMは放送される時間が決まっているので、数秒のうちにできるだけ早く筋肉を動かして、セリフも言わなければならないのが難しかったですね。ここまで高速で筋肉ルーレットをしたことはなかったので、ぜひ、ハイスピードな筋肉の動きに注目していただきたいです。

 あと、地キューブを持っているときは右の上腕二頭筋に、「ヤー!」のときは姿勢を維持するため、背中の筋肉に力を入れたので、そちらも見どころです。

――『デジボク地球防衛軍2』をプレイされた感想を教えてください。

きんに君めちゃくちゃおもしろかったです。ゲームをすること自体がひさしぶりだったんですけど、子どものころに遊んだスーパーファミコンのゲームにも通じるカクカクしたビジュアルがなんとも懐かしい作品ですね。全体的にかわいらしいんですけど、敵はめちゃくちゃ大きくて迫力があって。必死になって、そうした巨大な敵と戦うのが楽しいですね。

――子どものころのゲームの思い出をお聞きしたいです。

きんに君スーパーマリオカート』とか、やり込みましたね。当時、テレビ番組で同作の全国ランキングを発表する企画があって。応募はしませんでしたが、家でひたすらやり込んで、1位の人よりも速い記録を出したこともあります。完全に非公式ですけど(笑)。そのほかにも、スポーツ系のゲームはひと通りやりましたね。

恐るべき侵略者も筋肉でおもてなし!?

――『地球防衛軍』シリーズは地球を守ることがテーマのゲームですが、もし地球が侵略者に襲われたら、きんに君さんならどう解決しますか?

きんに君侵略者が攻めてきたら、まずはボディービルのリラックスポーズを披露します。筋肉を見せて、侵略者に「地球にはとんでもないマッチョがいるぞ」と思わせる。向こうも地球を侵略しに来るってことは、強さに自信があるということですよね。それはつまり、彼らもふだんからトレーニングを積んでいるはず。

 だとすれば、これで「地球にもリラックスポーズをする奴がいるのか。侵略する前に話ぐらい聞いてみるか……」となるに違いないんですよ。

 そうなったらこっちのものです。侵略者に「僕もけっこうやっているんですよ」と話を振って、相手の筋肉を褒めまくります。「何年くらいやっているんですか?」、「泣く子も黙る上腕二頭筋ですね!」、「腹筋が板チョコみたい!」と褒めまくり、すっかり気分がよくなったところで、すかさず地球のプロテインをプレゼントして。

 そこからさらに「試しに飲んでみたけど、けっこう甘いな。思っていたよりおいしい!」、「よかったらまた送りますよ」みたいな展開になり、すっかり仲よくなるわけです。

――戦うのではなく、仲よくなると?

きんに君そうですね。そこからさらにトレーニングに誘って、いっしょに身体を鍛えれば、敵も「侵略しにきたけどいい奴もいるな。プロテインももらったし、さすがに侵略はできないな」となるはずです。もちろん、トレーニングのときは補助もするわけで、そのときは「あともう1回いきましょう!」、「あと3回だけがんばりましょう!」と声を掛け合ったりして。

 「お前もなかなかきびしい補助をするな」、「これが地球のやりかたです」といったやり取りを経て、最後に「オーケーです。やっぱり宇宙クラスのパワーはすごいですね!」と褒める。そうすれば相手もいい思い出になるわけです。

 その後「また来てくださいよ」と送り出すころには、侵略者もすっかり考えを改めて「よくよく考えると、地球にはいい奴が多いな。俺はこんな星を侵略しようと考えていたのか……」となるんです。

――まさに、きんに君さんにしか考え出せない作戦ですね。

きんに君誰でもいっしょにトレーニングすれば仲よくなるんですよ。同じつらさを乗り越えるので。侵略者も地球のことをよく知らないから攻め込もうとする。でも、地球人と交流して、その文化を知れば、「このジム(地球)を破壊するのはさすがに……」となるわけです。

 まずはプロテインを渡して、いっしょにトレーニングをして仲よくなる。この流れを想定して、日々、訓練に励んでいます。ですので、どんな侵略者が来ても仲よくなれる自信があります!

ゲームをしつつ体を鍛える方法も伝授

――撮影の際、スタジオの外まで声が響いていましたが、のどは痛めていないですか?

きんに君以前、別の撮影で、1日に492回「パワー!」といったことがあるので、それに比べればぜんぜん大丈夫です。今日くらいの頻度なら、まだまだ余裕です。

――CMにおいて、とくに注目してほしい筋肉はどこですか?

きんに君四角い地球を持っているときは右の上腕二頭筋。筋肉ルーレットのときは胸の筋肉ですね。かなり高速で動かしているので注目してほしいです。最後の「ヤー!」は、姿勢を維持するために背中の筋肉にも力を入れていたので、できれば背中側からも撮ってほしかったですね。

――筋肉ルーレットをするためのコツがありましたら、教えてほしいです。

きんに君まずはトレーニングをして筋肉をつけること。それと同時に、胸筋に神経を伝達する練習をする。その積み重ねですね。毎日ちょっとずつ、続けていくしかないです。最初は腕といっしょに胸の筋肉を動かす練習からはじめて。それに慣れたら、だんだん胸の筋肉だけをコントロールするようにして。とにかく練習あるのみです!

――練習をしても、誰でもできるようになる……というわけではなさそうですね。

きんに君最初からやりやすい人、練習したらできる人、練習しても難しい人と、個人差はありますが、けっきょくは「そこに人生を懸けられるか?」ということになりますね。本気でやりたいなら、仕事の片手間にやっている場合じゃないですよ。

 1日も早く環境を整えて、集中して筋肉ルーレットに取り組まないと、もう時間はないです。何歳までに実現したいか、しっかり計画を立てて。大谷翔平選手のノートのように、中央に“筋肉ルーレット”と書いて。そこから達成するべき目標をどんどん細かく書いていって。それくらいする覚悟が必要ですね。

――ゲームをしながら筋肉を鍛えるトレーニング方法はありますか?

きんに君その気になれば全身をいくらでも鍛えられますよ。たとえば、立った状態で片足をあげたままプレイすれば体幹を鍛えられます。イスに座らず、空気イスの姿勢でゲームをするのも、足腰を鍛えられるのでいいですね。操作しているキャラクターと同じように身体を動かしながらプレイすれば、トレーニングになるだけでなくキャラクターと同じ感覚も体験できて一石二鳥ですよね。

――それでは最後に、こちらの記事で『デジボク地球防衛軍2』に興味を持たれた皆さんに、ひと言お願いします。

きんに君僕は今回、ひとりでプレイしましたが、本作はオンラインにも対応していて、最大4人でいっしょに遊べるということで、協力プレイでわいわい盛り上がれるのがいいですね。友だちどうしでチームを組んで遊べば、楽しさはさらに倍増するので、大勢の方にプレイしていただきたいです。

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