Arctic Eggsは,2091年の南極を舞台とするSF料理アドベンチャーゲームだ。極地からの脱出を目指す料理人となって,腹をすかせた人々に違法な目玉焼きを提供していこう。
熱したフライパンの上で卵を両面焼くだけなのだが,卵は妙にプルプルな上に物理演算で荒ぶるので,落とさないようにバランスを取る必要がある。お客さんがトッピングを要求してきた場合は,それらも同時にフライパンに放り込まれるので,精密なフライパンさばきが要求される。
ローポリグラフィックスで表現される極寒の世界は雰囲気たっぷりだが,そこでフライパンを振るうだけで極めてシュールな絵面になる。なぜ卵料理が違法なのか,そもそも人々はなぜここにいるのか,謎は尽きない。
本作はもともと,約2週間でゲームを開発するイベント「BIGMODE Jam 2023」で製作されたタイトルで,Steam版は新要素を追加したフルバージョンにあたる。発表された当初から,その独特すぎる世界観と,絶妙に難しいゲーム性が話題を集めていた。
Steam版は日本語に対応しており,翻訳は「Buckshot Roulette」や「Endless Monday: Dreams and Deadlines」などの日本語訳を手掛けたnicolith氏が担当している。nicolith氏は日本語を含むスクリーンショットを投稿しているので,翻訳の雰囲気が気になる人は確認してみよう。
日本語翻訳したArctic Eggsがリリースされました。少し不思議な近未来、目玉焼きを振る舞うSF料理シム。副菜にベーコンやサカナに、タバコや弾薬など、客の好みは千差万別。itchバージョンから大幅拡張。腕前に応じて調理器具も選択可能。大人気タバコ13本姉さんにも会える。https://t.co/WpLNxF8yop https://t.co/o2HmHwftxI pic.twitter.com/IBBrHpxmdg
— nicolith (@nicolith) May 16, 2024
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