Amazonは，Crystal Dynamicsの人気ゲームシリーズ「トゥームレイダー」の実写ドラマ化を発表した。Amazon MGM Studiosが制作を担当するという。


　Amazon GamesとCrystal Dynamicsの親会社であるEmbracer Groupが提携し，「トゥームレイダー」シリーズの“マルチプラットフォーム化”を推進することが発表されたのは，2022年12月のことだった（外部リンク）。当時，詳細は明らかにされていなかったが，今回の実写ドラマ化は，ゲームから一歩進み，異なるメディアで展開する“トランスメディア化”を明らかにした形だ。

　キャストなど，現時点で実写ドラマの詳細は発表されていないが，脚本とプロデュースは，イギリスの若手脚本家であるフィービー・ウォーラー＝ブリッジ（Phoebe Waller-Bridge）氏が務めるとのこと。
　ウォラー＝ブリッジ氏は，「インディ・ジョーンズと運命のダイアル」（2023年）で，ヒロインのヘレナ・ショー役を演じる女優でもあり，英国アカデミー賞を2回，プライムタイム・エミー賞を3回，そしてゴールデングローブ賞を2回受賞するなど，マルチな才能を見せている。

The legacy continues. Amazon MGM Studios and Crystal Dynamics to expand the TOMB RAIDER universe. Phoebe Waller-Bridge set as Writer and Executive Producer for the new series coming to Prime Video. pic.twitter.com/THO4tyRd8s

— Amazon MGM Studios (@AmazonMGMStudio) May 14, 2024
　トゥームレイダーは，主人公の冒険家ララ・クロフトが世界中を旅して古代遺跡の謎を追っていくというアクションアドベンチャーシリーズだ。1996年にリリースされた第1作は，当時はまだ珍しい3Dグラフィックスが話題になり，700万本のヒットを記録。以来，2018年の「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」まで数々の作品がリリースされており，累計9500万本を販売したことが発表されている。

　Amazonは現在，プライム会員を対象にしたサービスを実施しており，GOG.comから「Tomb Raider: Game of the Year Edition」を無料ダウンロードできるという。まだプレイしていない人は，チェックしよう。

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