バンダイナムコエンターテインメントの元社員・豊住陽一容疑者が業務上横領の疑いで逮捕されたことが,毎日新聞やNHKなど各メディアの報道で明らかになった。


 捜査関係者によれば,豊住容疑者は4年前の2020年1〜12月に,バンダイナムコエンターテインメント社員が業務で使用するスマートフォンおよそ500台を買い取り店に無断で売却し,5400万円を着服したとして,業務上横領の疑いが持たれているという。豊住容疑者は調べに対して容疑を認めており,着服した金はガールズバーでの飲食代や女性へのプレゼントなどに使っていたそうだ。

 豊住容疑者は当時,社員らが職務で使用するスマートフォンなどのモバイル端末を管理していた。しかし,2021年11月に同社の管理システムの登録と実際に社員らが使用しているモバイル端末の数が異なっていることが判明し,会社の内部調査の結果,不正が発覚したという。

 なお,バンダイナムコエンターテインメントは豊住容疑者に対し,「2015年4月〜2022年4月に4400台以上のモバイル端末を無断で外部業者などに売却し,約6億円を不正に着服していた」として,2022年12月に懲戒解雇をしていた。その後,刑事告訴も行われ,今回の逮捕に至ったという流れだ。

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