オーイズミ・アミュージオより2024年夏に発売が予定されている対戦格闘ゲーム「Pocket Bravery」(PS5 / PS4 / Switch)が,EVO Japan 2024会場に試遊出展されていた。


 本作は,ブラジルに拠点を置くStatera Studioが開発した1on1の対戦格闘ゲームだ。90年代のクラシカルな格闘ゲームをインスパイアしたグラフィックスが特徴で,カプコンの「ポケットファイター」に近い雰囲気を感じ取れる。
 今回会場に出展されていたのはPS5版で,30分ほどの試遊でシステムやプレイフィールを確認してきたので,その内容をお届けする。

リアル頭身ではなく,デフォルメされたキャラクターたちが戦う

 まずは基本操作について。本作は十字キーまたは左アナログスティックで移動やガード,ジャンプを行い,ボタンで攻撃をくり出すオーソドックスなタイプの格闘ゲームだ。とくに奇をてらった操作はなく,ほかの格闘ゲームを遊んだことがある人ならすんなりと入り込めるはずだ。

 必殺技はコマンド入力でくり出すタイプのゲームではあるが,それとは別に「アクセシブル操作」と呼ばれる操作タイプが用意されており,こちらではボタンのみで必殺技をくり出せる。コマンド入力が苦手な人でも安心して遊べるだろう。

いわゆる波動,竜巻,昇龍コマンドなどで必殺技をくり出せるが,シンプル操作も別に用意されている

 キャラクターは,飛び道具や対空などが揃ったスタンダードなキャラクターから,見るからにパワータイプの投げキャラ,一癖ある技が用意されたトリッキータイプまでさまざま。キャラクターのセレクト画面を見ると,初期の状態では13人用意されているようだ。

見た目からもなんとなくどんなキャラか想像が付く本作のキャラクターたち

 肝心のプレイフィールだが,レスポンスはよく,遊んでいて妙な違和感やもっさり感を覚えることはなかった。基本となる攻撃ボタンも,弱パンチ,強パンチ,弱キック,強キックの4ボタンのみで複雑ではなく,少し触ればすぐに対戦を楽しめる感触だった。


 格闘ゲームと言うと,なかには複雑なコンボを覚えないといけないものもあるが,本作のコンボはしゃがみ弱キック×nから必殺技や,特定の攻撃をつなげられるターゲットコンボから必殺技といったシンプルなものになっていた。

 あくまでも試遊で試した程度なので,実はめちゃくちゃコンボが伸びます! という可能性もなくはなさそうだが,サッと触った感じでは,ターゲットコンボ>エレメンタル技>超必殺技くらいのもので十分に遊べそうだ。

※エレメンタル技:必殺技の強化版。画面下部にあるエレメンタルゲージを使ってくり出す技で,追撃できる技などが多かった

体力が少なくなるとカットインを伴う超必殺技のファイナルアタックがくり出せるようになる。大ダメージなのはもちろん,演出にもこだわりが感じられる

打撃と投げ,表裏などの崩しは確認できた。格闘ゲームの基本となる読み合いは,しっかりと用意されていそうだ

 今回の試遊では,CPU対戦のみが楽しめたが,メインメニューを見たところ,ストーリーやチュートリアル,トレーニングといった格闘ゲームと言えばのゲームモードは完備されていそう。

 また,オンライン対戦もバッチリ用意されており,オマケにネットワークコードには,遅延の影響を受けにくい「ロールバック」が採用されているとのこと。友人との気楽な対戦はもちろん,見知らぬ猛者とのガチまで幅広く楽しめそうだ。


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