シリーズ第1弾となる「Homeworld」は,1999年にRelic EntertainmentがリリースしたRTSで,舞台となるのはハイパースペースゲートが発見されて超光速移動が可能になった遠い未来。タイダン帝国(The Taiidan Empire)によって故郷を破壊されたクシャン人(Kushan)の生存者たちが宇宙を旅し,その途中で海賊や傭兵,商人,そして反乱軍などに遭遇するという壮大なスペースオペラが描かれる。
3Dで描かれた上下のない宇宙空間でのバトルや,星々を描いた美しいグラフィックスなどから高い評価を獲得し,ヒットを記録。翌2000年にはスタンドアロンの拡張パック「Homeworld: Cataclysm」が,2003年には続編となる「Homeworld 2」がリリースされた。
シリーズのIPは販売を担当したSierra Entertainmentが持っていたが,同社の廃業に伴いTHQが新たに権利を取得し,2012年のTHQ倒産により,Gearbox SoftwareがIPを買い取るという,ゲーム内の物語にも負けないような変遷をたどっている。
そうしたことから,舞台を砂漠に移したスピンオフの前日譚「Homeworld: Deserts of Kharak」(2016年)やモバイル版などはリリースされたものの,ナンバリング最新作は長らくおあずけになっていた。
5月13日(日本では5月14日)のリリースが予定されている「Homeworld 3」は,約20年ぶりとなる待望のシリーズ最新作だ。ハイパースペースゲートから星々を飲み込むアノマリーが出現したことから,プレイヤーは艦隊を率いてアノマリーの秘密に迫り,宇宙を救うために戦い続けることになる。
最新ハードに合わせてグラフィックスはさらにレベルアップし,ワンオンワンやバトルロイヤル,チームバトルといったPvP要素もパワーアップ。3人のプレイヤーが参加するCo-opが用意されたほか,ローグライクの要素が融合したランダムな艦隊戦が楽しめるという。
シリーズのストーリーをここで簡単に説明するには,あまりにも複雑なので,ぜひトレイラーをチェックして「Homeworld 3」のリリースに備えてほしい。テキストはSteamのストアページにも掲載されているので,合わせて目を通しておこう。
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