記事によれば,レイオフの対象となるのは全体の5%,約600人で,シアトルに本拠を置く70人規模のIntercept Gamesと,イギリスのロンドンにある55人規模のRoll7の業務を終了するという。
Bloombergの問い合わせに対して, 2023年2月にアーリーアクセス版が公開された「Kerbal Space Program 2」については,何らかの形で開発を継続すると,Take-Two Interactive幹部が答えている。
Intercept GamesとRoll7は,Take-Two InteractiveのパブリッシングレーベルであるPrivate Divisionの傘下にあるスタジオだ。
Rockstar Gamesと2K Gamesに続く,第3のレーベルとして2017年に発足したPrivate Divisionからは,Moon StudiosのアクションRPG「ノー レスト フォー ザ ウィケッド」がリリースされたばかりだ。2024年後半にはWētā Workshopの「Tales of the Shire: A The Lord of the Ring」(邦題「ホビット庄の物語 〜指輪物語の世界から〜」)が発売される予定になっており,Private Divisionが存続することは間違いなさそうだ。
Take-Two Interactiveが3月28日,「ボーダーランズ」シリーズで知られるGearbox Entertainmentを4億6000万ドル(約72億円)で買収したことは,連載記事「奥谷海人のAccess Accepted」の第790回「2K Games傘下となったGearboxの25年史」で紹介したとおり。
600人という人員削減の詳細とその影響は明らかになっていないが,Gearbox買収に伴う支出の調整を行うことが,今回のレイオフの大きな目的の1つであるとのことだ。
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