データ分析を専門に行うSensor Towerによると,2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している(関連記事)。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で,いま最も売れているタイトルをはじめとした,さまざまなデータを毎週お届けするのが,本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。


スマホゲームの国内収益ランキング
(2024年12月5日〜12月11日)


順位 前週 タイトル DL数の成長率
(前週比)
収益の成長率
(前週比)
1 1 Pokémon Trading Card Game Pocket 6% -34%
2 2 モンスターストライク 12% 7%
3 3 ラストウォー:サバイバル 2% -18%
4 13 Fate/Grand Order 1% 41%
5 10 崩壊:スターレイル 21% 13%
6 5 学園アイドルマスター 1% -32%
7 11 eFootball 2024 -1% -16%
8 16 ホワイトアウト・サバイバル 5% 2%
9 - ドールズフロントライン2:エクシリウム(12月5日リリース) - -
10 15 ロイヤルマッチ -1% -5%
11 27 勝利の女神:NIKKE 33% 86%
12 8 パズル&ドラゴンズ 6% -47%
13 23 原神 3% 28%
14 12 Pokémon GO -21% -32%
15 6 ウマ娘 プリティーダービー -5% -52%
16 7 プロ野球スピリッツA -12% -60%
17 17 荒野行動 -9% -34%
18 78 遊戯王 マスターデュエル 0% 251%
19 4 呪術廻戦 ファントムパレード -32% -73%
20 35 ブロスタ 23% 37%
21 43 ロマンシング・サガ・リ・ユニバース 19% 48%
22 9 ドラゴンクエストウォーク -10% -65%
23 32 ガーデンスケイプ -8% -4%
24 14 にゃんこ大戦争 -21% -62%
25 18 キノコ伝説:勇者と魔法のランプ -19% -56%
26 22 パズル&サバイバル -8% -42%
27 37 ドラゴンクエストタクト 5% 10%
28 29 LINE ポコポコ 26% -21%
29 34 七つの大罪 光と闇の交戦 -13% -10%
30 24 信長の野望 覇道 31% -43%
31 39 トゥーンブラスト -11% -7%
32 21 プロジェクトセカイ -7% -57%
33 66 ヘブンバーンズレッド 26% 51%
34 61 ディズニー ツイステッドワンダーランド -9% 33%
35 19 LINE:ディズニー ツムツム -2% -64%
36 36 放置少女 5% -20%
37 42 アークナイツ -11% -14%
38 48 ホームスケイプ -14% -9%
39 47 Age of Origins -13% -11%
40 26 ONE PIECE バウンティラッシュ -12% -50%
41 20 雀魂 -2% -65%
42 31 メメントモリ 11% -39%
43 45 ツリーオブセイヴァー:ネバーランド 1% -20%
44 55 フィッシュダム 5% -2%
45 25 レーシングマスター -39% -55%
46 40 eBaseball: MLB PRO SPIRIT -31% -35%
47 28 あんさんぶるスターズ!!Music -13% -55%
48 51 タウンシップ 13% -18%
49 49 ドラゴンボール レジェンズ -15% -26%
50 72 鋼嵐-メタルストーム- -3% 14%

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない


1〜25位のグラフ。縦軸(収益)の実値は本連載では非公開

 6週連続で,国内収益ランキング1位は「Pokémon Trading Card Game Pocket」(iOS / Android)となった。しかし,その収益は前週比で34%減少している。直接の原因は定かではないが,これまでの収益推移を確認したところ,12月8日ごろに収益の落ち込みが見られた。

リリース日(10月30日)から12月11日までの収益推移

連勝数に応じてエンブレムを獲得できるイベントが12月9日から開催された(関連記事)

 「遊戯王 マスターデュエル」(iOS / Android)は,新セレクションパック「ショータイム・フォー・カオス」「インヴィンシブル・エース」を12月6日に追加した。前週比で収益を251%伸ばしている。


 HaoPlayとサンボーンジャパンが12月5日にリリースした新作「ドールズフロントライン2:エクシリウム」(iOS / Android)は9位にランクイン。「ドールズフロントライン」(iOS / Android)の続編にあたる3DタクティカルRPGであり,前作から約10年後の世界を描いている。



スマホゲームの全世界DL数ランキング
(2024年7月1日〜9月30日)


 今回は,全世界のApp StoreとGoogle Playにおける7月〜9月のダウンロード数ランキングを紹介しよう。前期(関連記事)と比較したデータも併記しているので,参考にしてほしい。

順位 前期 タイトル DL数の成長率
(前期比)
1 1 Garena Free Fire -7%
2 96 Offline Games - No Wifi Games 459%
3 3 Roblox 22%
4 5 Ludo King 1%
5 4 Subway Surfers -7%
6 7 Block Blast! 17%
7 2 ピザレディー -40%
8 - My Supermarket Simulator 3D(7月20日リリース) -
9 10 PUBG MOBILE -3%
10 13 My Talking Tom 2 3%
11 24 Manage Supermarket Simulator 23%
12 8 Wood Screw Puzzle -27%
13 16 Candy Crush Saga 3%
14 19 モバイル・レジェンド: Bang Bang 10%
15 23 EA SPORTS FC Mobile Soccer 11%
16 111 Hole.io 107%
17 9 ブロスタ -24%
18 15 ロイヤルマッチ -13%
19 18 8 Ball Pool -6%
20 14 My Talking Tom Friends -17%
21 28 Car Race 4%
22 100 Zupee: Ludo Games Online 68%
23 105 アリーナ・オブ・ヴァラー 69%
24 40 Traffic Rider 6%
25 32 Football League 2024 -2%

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない


1〜25位のグラフ。縦軸(DL数)の実値は本連載では非公開

 2位の「Offline Games - No Wifi Games」は,その名の通りオフライン環境で遊べるゲーム集だ。チェスのような伝統的なゲームから,スイカゲーム風のマージパズルといったイマドキのゲームまで,暇つぶしに使える幅広いゲームを収録している。インド,ブラジル,インドネシアを中心に,世界中でダウンロードされている。


 Game Districtが7月20日にリリースしたスーパーマーケット経営シム「My Supermarket Simulator 3D」は8位にランクイン。同社はパキスタンに拠点を置くモバイルゲーム開発会社であり,MENA(中東・北アフリカ)地域に力を入れているという。

My Supermarket Simulator 3D

 なお,前期の記事で紹介した「Manage Supermarket Simulator」も24位から11位まで順位を上げており,グローバル市場でスーパーマーケット経営シムがブームになっていることがうかがえる。

Manage Supermarket Simulator

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。