パブリッシャのSnail Gamesは,ポーランドのDonkey Crewが開発する村建設シム「Bellwright」のアーリーアクセス版をSteamでリリースし,ローンチトレイラーを公開した。


 これまでにも何度か紹介した「Bellwright」は,中世ヨーロッパ風の世界「カルヴェニア王国」の王子殺しの濡れ衣を着せられて国外追放されていた主人公が,政治的混乱に陥った祖国に舞い戻って拠点を築き,暗殺の背後にある陰謀を解き明かしていくというゲームだ。
 ゲーム開始当初,主人公は村へ立ち入ることも拒否され,自分の小屋を建てて生活するしかない放浪者だが,食料や資源を確保して,強力な要塞を築いていく。さまざまな能力を持つ数十人のNPCを仲間に引き入れ,施設の建設や兵士の仕事に従事させ,広大なオープンワールドを探索しながら,新たなクエストに挑んでいくのだ。


 「Medieval Dynasty」や「Mount & Blade」「Valheim」などの持つシミュレーション要素やサバイバル要素を盛り込み,マニア受けしそうな手堅いゲームシステムにまとめた印象の本作。
 スキルベースのバトルシステムが採用されており,プレイヤーの操作が勝利に大きく影響するという。

 「RimWorld」のようなNPCのマネジメント要素もあり,それぞれのNPCには出自やスキル,ニーズなどの異なるパラメータが用意されている。プレイヤーは,誰を自分の仲間とし,どのように成長させるのかを考える必要があり,村人たちに愛着が生まれてくるような,長いスパンのプレイが楽しめそうだ。


 ソロのほかCo-opでも楽しめる「Bellwright」だが,GDC 2023のレポート記事でもお伝えしたように,アーリーアクセス版に含まれるコンテンツは,製品版の3分の1ほどだ。2020年にリリースされたDonkey Crewの「Last Oasis」と同様,細かいアップデートの継続によるコンテンツの拡充にも期待したい。
 日本語にも対応したアーリーアクセス版は,Steamのストアページで10%オフのリリース記念セールが実施されている。

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