攻城戦は防衛側が1ギルド,攻撃側が9ギルドの最大10ギルドが戦うギルド vs. ギルド(GvG)コンテンツだ。1ギルド最大50人となるため,最大で500人ものプレイヤーが入り乱れて戦うことになる。
攻城戦フィールドには,順に「城門」「守護石」「刻印石」という3つのエリアが存在し,攻撃ギルドがそれぞれ目的を達成することで次のエリアに進めるようになる。
城門エリアでは,城門の破壊が目的。城門前にはすべてのギルドが進入できるため,城門の破壊を試みつつ,敵対ギルドと戦うこととなる。
城門の破壊に成功すると,守護石エリアに突入。攻撃ギルドは,このエリアに設置された守護石を破壊すると,刻印石エリアに移動できるポータルが出現する。
刻印石エリアでは,全ギルドによる刻印石を巡る攻防が始まる。このエリアに設置された刻印石は,あるギルドのギルドマスターが一定時間触れることで「刻印状態」になり,そのギルドは城の所有権を持つ防衛ギルドとなる。
そして全プレイヤーが城外に強制テレポートされ,制限時間まで上記の進行を繰り返す。最終的な攻城戦の勝利条件は,以下の2つのいずれかを達成することだ。
・防衛ギルドが18分間,城を守り切る
・制限時間終了時に防衛ギルドになっている
防衛ギルドは,「城門の後方」「守護石の近辺」「内城の周囲」の3か所にある「魔法障壁」を活性化し,攻撃ギルドの進行を妨害できる。魔法障壁は設置されたパネルを踏み,表示されたアイコンをクリックすることで活性化できる。
活性化したパネルの数に応じて魔法障壁が最大3段階まで強化されるが,活性化したプレイヤーは攻撃などの行動はできるものの,その場から移動できなくなってしまう。さらにパネルが攻撃ギルドによって破壊されると,活性化したプレイヤーは戦闘不能に陥る。
いずれも急拵えのギルドだが,来場者のほとんどはMMORPGのコアプレイヤーであり,事前に打ち合わせをする時間も与えられたため,拘束スキルを駆使して敵対ギルドのギルドマスターを足止めし集中攻撃を加えて倒すなど,しっかりした連携が見られた。
また防衛ギルドの魔法障壁についても,前方にタンク職を配置し,後方から遠距離攻撃職が敵対ギルドを狙うといったように,プレイヤー同士が連携した戦術が展開されていた。
なお,本作のサービス開始後,初回の攻城戦はサーバーごとに行われる「攻城戦解放イベント」完了後に開催されるとのこと。ネクソンでは,サービス開始から約3週間後の開催を想定しているそうだ。
イベントのクロージングでは,本作の開発統括を務めるパク・ヨンシク氏が,来場者に感謝を述べるとともに,サービス開始以降に攻城戦などのコンテンツを用いたオフラインでの大会イベントの開催を検討していることを明かした。
また日本向けの施策として,大会を見据えた1ギルド vs. 1ギルドコンテンツの開発が決定したことも発表された。
さらに運営ディレクターを務める黄 珀信氏からは,本作の5月いっぱいまでのスケジュールが明らかにされた。それによると,下のスライドに示されたように,何かしらのコンテンツがほぼ毎週実装されていくとのこと。ただ日程はあくまでも予定であり,ズレる可能性もあるそうだ。
「乱闘場」は,専用フィールドで行われる3ラウンドのバトルロイヤルで,キルやアシストによって獲得したスコアに応じて次のラウンドに進出できるというもの。
また,ギルドイベント「結束の証明」は,ギルドメンバー同士で協力し,ポイントを稼いでいくという内容だという。
そして「インターサーバー狩り場」はサーバーの垣根を越えてPvPが可能となるフィールドだ。
最後に反王ケンラウヘルさんとS嶋さんが,あらためて本作の日本展開に寄せる大きな期待を語った。また黄氏は,来場者も含めて本作に関わる人達について,「MMORPGに熱い思いを抱いている」と表現し,「大きなプレッシャーを感じているが,皆さんと一緒にいいゲームを作っていきたい」と意気込みを見せた。
そしてパク氏が「これまで多くの韓国産MMORPGが日本で展開されたが,プレイヤーとのコミュニケーションが足りていなかった」とし,「本作は皆さんの期待に添うものにしていく」と語っていた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。