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推しが側にいたら頑張れる？　それとも集中できない？「恋と深空」連載第5回は新機能“付き添い”システムを特集

2024/04/20 12:00

ライター：本丸猫左衛門

　全世界で1000万ダウンロードを突破したInfoldgamesのスマホアプリ「恋と深空」（iOS / Android）。本作は美しい3Dグラフィックスで描かれる3人の男性――“深空ハンター”のセイヤ，心臓外科医のレイ，芸術家のホムラたちと共闘するなど，これまでにない恋愛体験を味わえる乙女ゲームです。

　4Gamerでは，そんな本作の人気の秘密を深掘りする「恋と深空」調査隊を発足し，ストーリーや新機能のレポート，プレイのコツなどを複数回に分けて掲載します。

　連載第5回は，カレが一緒に勉強や運動をしてくれる「付き添い」システムの詳細をお送りします。

【恋と深空とは？】
　「恋とプロデューサー〜EVOL×LOVE〜」や「ニキ」シリーズなどを手掛けるInfoldgamesの最新作。近未来の世界で，ワンダラーと呼ばれる怪物を討伐する“深空ハンター”となった主人公（プレイヤー）は，ある事件をきっかけに3人の男性と出会い，絆を深めていくことになります。

　ハイクオリティな3Dグラフィックスと一人称視点が深い没入感を生んでいるほか，彼らと肩を並べて戦える本格バトルアクションを取り入れるなど，乙女ゲームの新たな可能性を切り拓いている作品です。作品の全体像が気になる人はこちらの記事もチェック！

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　美麗な3Dキャラクターモデルで注目を集めるINFOLDの新作恋愛シミュレーションゲーム「恋と深空」のクローズドβテストが，2023年12月15日より実施中です。キャラクターの魅力を中心に，本作の挑戦的な試みやゲームの進め方などをお届けします。
［2023/12/16 08:00］

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声優:佐藤拓也

声優:小林裕介

声優:立花慎之介

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カレと一緒なら，仕事や勉強，運動も捗っちゃう!?
「付き添い」システムをレポート

　「恋と深空」は定期的にアップデートを重ねており，新ストーリーや機能が続々と配信されています。今回は，2024年4月のアップデートで交流モードに追加された「付き添い」システムを体験してみました。

　付き添いシステムは，カレと一緒に日常の物事をするというもので，仕事，勉強，運動の3つのメニューが用意されています。開始前にプレイ時間を5〜30分の間で設定するので，自分の集中力に合わせられる仕組みになっています。

　なお，付き添いシステムはカレとの絆値20以上で開放されますが，その中の「運動に付き添って」は，絆値30以上で選べるようになります。絆値はセイヤ，レイ，ホムラで個別になっているので，それぞれの絆値を上げていきましょう。ホーム画面右下の「絆」メニューに入り，カレの顔アイコンの下にある「メモ帳」を開くと，絆値を上げる方法を確認できます。

メモ帳では「初調査」などのタブを切り替えて各種条件をチェックしましょう

　付き添いメニューには，日々の継続をサポートする機能も。画面右上の「週間プラン」にあるお題を達成すると，ご褒美アイテムがもらえます。また，今月どのくらいカレと過ごしたかがひと目で分かる「付き添いカレンダー」機能もあります。

　ここからは，3つの付き添いメニューを詳しく見ていくとともに，カレの表情やセリフをご紹介します。

【仕事】

　「仕事に付き添って」を選ぶと，プレイヤーの側で思い思いに過ごすカレたちの姿が見られます。セイヤはのんびり何かを読んでいたり，レイはPCでの入力作業をしていたり，ホムラは絵を描いていたりと，付き添い方にも職業や人柄がよく出ています。

▼セイヤ
　深空ハンターであり，主人公の同僚でもあるセイヤ。彼はワンダラーを討伐するのが本領といった様子で，隣でデスクワークをしているようには見えませんが，テーブルに置かれている本か何かに視線を落としています。

たまに別のことを考えたりするセイヤの気楽なセリフに和みます

▼レイ
　ワーカホリックなレイは，仕事を持ち帰ってきたのでしょうか，隣でPCを立ち上げてカチャカチャと入力しています。そんなレイを見ると，自分も真面目に仕事をやろうという気になってくるから不思議です。

よそ見を注意されても，なぜかうれしくなってしまう……

▼ホムラ
　ホムラはデスクワークではなく，芸術家らしく隣で絵を描いています。たまにこちらを向いて腕を動かす仕草から，プレイヤーを描いているようにも見えますが……？　また，耳を澄ませてみると，シュッシュと画材が滑る音がして，ASMRのような心地よさを感じます。

海にまつわる独特の表現もホムラならでは

【勉強】

　「勉強に付き添って」は，「仕事」メニューのシチュエーションと近いですが，カレのセリフが異なっています。今回は雰囲気を出すために学園の制服を着てもらいました。先生のように見えるジャケットやシャツの衣装なんかもいいですね。

▼セイヤ
　セイヤが学生服を着ると若々しさが強調されて，本当の学生のよう。さながら放課後にカフェで勉強する同級生といった感じでしょうか。セイヤは頬杖をつきながら勉強しているせいか，伏し目がちになると居眠りをしているのでは，なんて思えてきたり。また，ふとプレイヤーを見上げる澄んだ瞳にドキッとしてしまいます。

セイヤは勉強が好きなのだろうか……？

▼レイ
　レイに勉強や仕事に付き添ってもらうと，もれなくメガネがついてきます。衣装設定でメガネを装着させていなくても，付き添いの際にはメガネを着用している姿が見られるので，何だか得した気分になりますね。そんなメガネ効果なのか，レイが学生服を着ると生徒会長のような風格が漂っています。

生徒会室でレイに試験勉強をみてもらっている，そんな妄想が膨らみます

▼ホムラ
　学生服を着て絵を描くホムラは，美術部員といった風にも見えますね。「仕事」メニューでも言っているように，ホムラは一旦集中すれば深くゾーンに入るタイプらしいですが，他事に気が向くこともままあるようです。

美術部の部室で，ホムラと切磋琢磨しながらコンクールに向けての作品制作をする……という妄想が止まりません

【運動】

　「運動に付き添って」メニューでは，カレがトレーニングする様が映し出されます。次第に息が上がってくるところも音声で表現されているので，よりリアルに，より身近にカレを感じることができます。また，運動中は，視点を動かしていろんな角度からカレを眺められるのもポイントです。

付き添いシステムの追加に合わせて，カレのスポーツウェアも実装されました

後ろ姿も見逃し厳禁。グッと上がった大臀筋（だいでんきん），羽根が生えたかのような背筋が拝めます

▼セイヤ
　セイヤはエアロバイクで有酸素運動を。彼のセリフから，普段から運動しているわけではないことがうかがえますが，いざマシンに乗れば，なかなかの回転数で漕いでいるようです。それにしても，あまり運動していないのに引き締まったボディを持ち，ワンダラー討伐では高い身体能力を見せるセイヤ……恐るべし。

セイヤは「フッハッ」という息遣いですが，時折，「フーッ」と長めに息を吐き出したり，「ううん」というような音が聞こえることも

▼レイ
　レイは，バーを利用しての懸垂を黙々とこなしています。いわゆる自重トレーニングですが，レイの大きな体を肩の高さまで持ち上げるのは，かなりハードなのではないでしょうか。レイのサイクルは懸垂を5回したあと，降りて数秒間のインターバルを取るというもの。さすがに懸垂5回目はちょっとキツそうで，見ているこちらも力んでしまいます。

懸垂するたびに，「フンッ」「フッ」というような吐息が漏れるレイ。バーから降りたときの「フーッ」という息につられて，こちらもついロングブレスに

▼ホムラ
　ホムラはトレッドミルでのランニング。彼もまたあまり運動をしないそうで積極的ではないですが，足を止めることなく走り続けています。途中で歩き，「よし」という感じでまた走り出す彼の表情を見ていると，体を動かすこと自体は嫌いではないんじゃないかとも思えてきます。

ペースの速いときは「フゥ，ハッ」という呼吸。歩くときには鼻から息を吸う音も聞こえます

光る汗が美しい！
時間経過でカレに起きる変化

　運動中のカレを眺めていると，顔が赤くなったり，汗をかいていることに気づきます。トレーニングを始めたばかりのころは，いつもと変わらずサラッとした印象のお肌ですが，5分ほど経過すると，耳や首などが赤みを帯び，湿度を感じるようなツヤが出てきます。

　ズームして細部を見ていくと，肩や腕，顔にも玉の汗が浮かんでいます。こんなに汗が流れるほどカレも頑張っているんだと思うと，プレイヤーとしても運動に気合が入ります。

カレの赤みの出やすさだったりに個人差があるのも興味深い

カレのいる，リアルな空間を演出するサウンド

　「付き添い」は，カレが本当にそこにいるかのような感覚にさせてくれますが，そのリアルな体験を支えているサウンドにも注目です。

　例えば，ゲーム内のカフェで行われる「仕事」と「勉強」では，食器の音や，お客さんのさざめきなど店内の環境音が聞こえます（こういう環境音があると不思議と集中できるんですよね……）。

　また，プレイヤーがホーム画面のBGMに設定している音楽も小さく流れています。「付き添い」を始める前に，気分に合わせたBGMに変えておくとより心地いい時間になりそうですね。

　もう1つ，聞き逃せないのがカレのアクションを彩る効果音です。セイヤに付き添ってもらっていると，「ペラリ」と紙をめくるような音がすることから，セイヤは紙の本を読んでいるんだなあと分かったり。カレの解像度が上がっていきますね。

　同じく「運動」でも，トレーニングジムらしい，ウェイトがカシャンと鳴る音などが遠くで流れています。カレの使用するマシン，トレッドミルのベルトが回るような音などもリアリティを高めています。

　今回，付き添いシステムの登場で，ますますカレが身近な存在に感じられ，カレが私たちの日常に溶け込んでいるような感覚になりました。また，「付き添い」を体験してみて，うれしい効果もありました。

　1つは，いいペースで仕事ができるようになったことです。巷で話題となっていた“ポモドーロ・テクニック”（ポモドーロタイマー）という時間管理術を，カレと一緒に実践してみたところ，いつもより集中しつつも無理なく仕事を続けられました。こちらは25分間仕事をしたあと，5分間休憩するという方法なので，まず「付き添い」の時間を25分に設定して作業を始めました。

　25分が経過したら，今度は5分の設定でカレに付き添いを頼みます。この5分は，25分間がんばったご褒美にあたるものだそうで，カレをめちゃくちゃタップしまくって愛でる時間にしました。というのも，25分間はカレにお触り厳禁という縛りを設けていたからです。（普通に「付き添い」していると，どうしてもカレが気になって，延々とタップしてしまうんですよね……）

「付き添い」が完了すると，カレから労いの言葉が。続けてプレイするかのメニューが出てくるのも便利

　もう1つは，やはり運動する機会が増えたことですね。筆者は出不精なのですが，「ホムラはどれくらいの時速で走っているんだろう？」だったり，「レイ先生は5回連続で懸垂できるけど，自分は何回できるかな」というような，カレらへの興味が原動力となりました。

　また，ジムやスポーツセンターなどの運動施設に行かなくても，自宅や周辺でカレと同じようなトレーニングができちゃうという発見もありました。自転車にスマホホルダーを取り付けてセイヤとサイクリングに出かけたり，ホムラの足音を聞きながらジョギングしたり（画面を見ながらの運転や，歩きスマホなど危険なことはしないように心がけました）。カレに合わせることでいいリズムが生まれ，足運びも軽くなるような気がしました。

　そして自宅では，テーブルを利用した懸垂をしてみました。テーブル下に潜り，フチに手をかけてやる斜め懸垂なのですが，筋肉に乏しい（普通の懸垂は1回も上がらないどころか，ぶら下がるのも無理レベル）筆者でも数回は上がりました。自分にもできたという喜びと，いつかはレイ先生のように，垂直の懸垂ができるようになりたいという目標が生まれたことで，何だかポジティブな気持ちになれたのもよかったです。

　もちろん，カレたちと同じ運動に限らず「付き添い」はいろんなトレーニングに活用できそうですし，タイマー機能はいろいろなシチュエーションに使えそうです。ぜひプレイヤーさんならではの楽しみ方を見つけてみてください。