スマホゲームのセルラン分析（2024年4月4日〜4月10日）。今週の1位は「モンスト」。1月〜3月のグローバル収益ランキングも紹介

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年4月4日〜4月10日）

順位	前週	タイトル	DL数の前週比	収益の前週比
1	8	モンスターストライク	117％	125％
2	2	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	-4％	-38％
3	1	崩壊：スターレイル	-13％	-59％
4	24	ドラゴンクエストウォーク	-9％	145％
5	5	荒野行動	-26％	-28％
6	9	原神	-9％	-17％
7	18	ヘブンバーンズレッド	91％	38％
8	3	Fate/Grand Order	53％	-64％
9	14	ロイヤルマッチ	2％	13％
10	7	勝利の女神：NIKKE	-49％	-42％
11	10	パズル＆ドラゴンズ	-11％	-36％
12	4	プロジェクトセカイ	-21％	-64％
13	12	eFootball 2024	-21％	-36％
14	23	Pokémon GO	-10％	11％
15	11	LINE：ディズニーツムツム	-18％	-49％
16	6	ウマ娘プリティーダービー	-4％	-65％
17	15	ラストウォー：サバイバル	37％	-26％
18	21	ホワイトアウト・サバイバル	17％	-9％
19	16	パズル＆サバイバル	12％	-31％
20	20	あんさんぶるスターズ！！Music	-11％	-26％
21	34	ガーデンスケイプ	8％	-3％
22	35	トゥーンブラスト	0％	-4％
23	58	ブロスタ	2％	52％
24	37	LINE ポコポコ	-27％	-9％
25	33	モンスターハンターNow	-8％	-11％
26	29	放置少女	-5％	-18％
27	53	ドラゴンクエストタクト	2％	34％
28	64	FINAL FANTASY VII EVER CRISIS	29％	43％
29	44	ドット勇者	-15％	-2％
30	26	聖闘士星矢レジェンドオブジャスティス	13％	-38％
31	111	ディズニーツイステッドワンダーランド	-1％	161％
32	41	Age of Origins	16％	-14％
33	19	ONE PIECE バウンティラッシュ	-19％	-57％
34	25	信長の野望覇道	5％	-42％
35	32	アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ	-64％	-26％
36	39	ハイキュー!!FLY HIGH	-69％	-22％
37	42	メメントモリ	-22％	-19％
38	97	恋と深空	-1％	112％
39	50	ホームスケイプ	13％	7％
40	54	ストリートファイター：デュエル	-50％	6％
41	56	PUBG MOBILE	-9％	14％
42	17	プロ野球スピリッツA	-23％	-66％
43	47	おねがい社長！	-21％	-14％
44	28	Pokémon Sleep	-14％	-40％
45	48	Identity V	-15％	-22％
46	22	ブルーアーカイブ	14％	-64％
47	105	コトダマン	38％	91％
48	52	ブルーロック Project: World Champion	-19％	-11％
49	38	遊戯王マスターデュエル	-4％	-41％
50	31	三國志真戦	-42％	-44％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は「モンスターストライク」（iOS / Android）だ。アニメ「葬送のフリーレン」とのコラボイベントを4月6日に開始し，フリーレン，フェルン，シュタルクがガチャに登場。前週比で収益を125％伸ばしている。

　「ドラゴンクエストウォーク」（iOS / Android）では，4.5周年記念イベントの第5章が4月4日に開幕。メガモンスター「キラーマジンガ」が出現し，ガチャ「世界樹の天杖【刻】装備ふくびき」も実施中だ。前週比145％の増収を達成し，24位から4位まで順位を上げた。

　「ディズニーツイステッドワンダーランド」（iOS / Android）では，イベント「輝石の国のタピ・ルージュ」が4月5日にスタート。リュクスクチュールバージョンのヴィルとジャミルが当たるガチャを展開し，前週比161％増を記録した。

　また，新作タイトルは「ストリートファイター：デュエル」（iOS / Android）が40位にランクイン。A PLUS JAPANが3月27日にリリースしたアクションカードRPGで，対戦格闘ゲーム「ウルトラストリートファイターIV」をベースとしている。

スマホゲームのグローバル収益ランキング
（2024年1月1日〜3月31日）

　今回は，全世界のApp StoreとGoogle Playにおける2024年1月〜3月の収益ランキングを紹介しよう。前期（2023年10月〜12月，関連記事）と比較したデータも併記しているので，参考にしてほしい。

順位	前期	タイトル	DL数の前期比	収益の前期比
1	2	MONOPOLY GO!	-20％	11％
2	1	王者荣耀	77％	17％
3	4	ロイヤルマッチ	56％	8％
4	5	Roblox	5％	-2％
5	7	キャンディークラッシュ	14％	3％
6	8	コインマスター	-39％	4％
7	3	和平精英	53％	15％
8	14	ホワイトアウト・サバイバル	12％	34％
9	9	崩壊：スターレイル	9％	3％
10	6	原神	-2％	-29％
11	190	ラストウォー：サバイバル	265％	999％
12	13	Pokémon GO	10％	12％
13	10	ガーデンスケイプ	19％	-8％
14	55	ブロスタ	117％	185％
15	12	クラッシュ・オブ・クラン	-14％	-4％
16	29	チームファイトタクティクス	-31％	82％
17	199	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ（2023年11月23日〜）	563％	828％
18	3	PUBG MOBILE	27％	-5％
19	15	Call of Duty: Mobile	8％	-10％
20	135	穿越火线:枪战王者（CrossFire: Legends）	30％	480％
21	18	リーグ・オブ・レジェンド：ワイルドリフト	0％	3％
22	19	タウンシップ	40％	12％
23	17	ホームスケイプ	-2％	-8％
24	11	逆水寒	-11％	-35％
25	16	モンスターストライク	-39％	-18％

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない
※これまでの記事と異なり，Sensor Towerのデータベース上で「和平精英」と「PUBG MOBILE」が別タイトルとして扱われるようになったので，本稿もそれに準拠している

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　「MONOPOLY GO!」の収益は，2020年Q2（4月〜6月）から15期連続で首位を維持していた「王者荣耀」の収益を抜き，ついに世界1位となった。2023年4月のリリース以降，右肩上がりで収益を増やしている。

関連記事

「MONOPOLY GO!」の世界収益がリリースから7か月で10億ドル（約1500億円）を突破。2023年で最大のモバイルゲームローンチ

　Scopelyは11月16日，同社が4月にリリースした「MONOPOLY GO!」の世界収益が，7か月間で10億ドル（約1500億円）を突破したことを発表した。本作は，ボードゲーム「モノポリー」をソーシャルゲームとして再構築したタイトルである。原作とプレイ感は異なり，よりカジュアルなゲーム性だ。

［2023/11/21 12:23］

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　「ラストウォー：サバイバル」は，Top25のタイトルで最高の収益増加率となる999％増を記録し，190位から11位まで順位を上げた。
　本作は，FirstFunが2023年8月にリリースしたアクション＆ストラテジーゲームだ。特に日本とアメリカで人気が高く，両国では前期比1300％以上の増収を達成している。

　「キノコ伝説：勇者と魔法のランプ」は，2023年11月に台湾と香港，2023年12月に韓国，2024年1月に中国，2024年2月に日本でリリースされた放置系RPGだ。2024年3月にはグローバル版の「Legend of Mushroom」も登場し，サービス地域の拡大に伴って，収益を大きく伸ばしている。