米国時間2024年4月18日,Razerは,盤面全体が光るハードマウスパッド「Razer Firefly V2」を世界市場に向けて発売した。バックライトを組み込んで盤面全体が光るマウスパッドは,世界初であるという。
 税込の直販価格は1万6980円である。

Firefly V2

 盤面が光るとはいえ,Firefly V2の盤面全体にカラーLEDが埋め込まれているわけではない。Firefly V2の場合,盤面の奥側にあるふくらんだ部分にカラーLEDが横並べで組み込まれており,その光を導光板で盤面全体に広げるという。仕組みとしては,液晶パネルのバックライトと導光板の組み合わせと同じようなものだ。

ふくらんだ部分にカラーLEDが,写真で見る限り15個並んでいる。もちろん,Razer Chroma対応で,発光色や発光パターンをカスタマイズできる

 盤面のサイズは,360(W)×278(D)mmで,厚みは約4.6mm。ハードコートの盤面は,表面に摩擦を低減する加工が施されており,底面側は逆に滑り止め加工を施しているとのこと。使用感自体は,通常のガラス製マウスパッドと変わらなさそうだ。


 カラーLEDを組み込んだ部分は,PCと接続するUSB 2.0 Type-Cポートのほかに,ワイヤレスマウス用のUSBワイヤレスアダプタを接続するのに使えるUSB 2.0 Type-Aポートを備えている。

背面にUSBワイヤレスアダプタを取り付けるのに役立つUSB Type-Aポートがある

 盤面全体が光ることに,プレイにおけるメリットはないだろうが,ある意味,配信映えするマウスパッドとは言えそうだ。
 余談だが,Mini LED液晶ディスプレイのように,Mini LEDを多数平面に並べれば,真に盤面全体が光るマウスパッドも実現できるはず。価格を度外視すれば,いつか製品化されそうな気もする。


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