ポーランドのクラクフで開催された「Digital Dragons 2024」に,同国のブィドゴシュチュを拠点にするインディースタジオViabo Gamesが開発を手がけるローグライクアドベンチャーゲーム「Wanderer's Sigil: Dice-Fueled Adventure」が展示されていた。


 本作は,魔力によって,スケルトンやゴブリンなどのクリーチャーがひしめき合う世界へ変貌にした世界を,4人の放浪者たちが幌馬車に乗って旅を続けていくローグライクアドベンチャーゲームだ。

 ランダムに生成されるヘックスタイルで構成されたマップは,プレイヤーが馬車を移動させるにつれて周囲の霧が晴れて見えるようになっていく。そのマップの中で,バトルはランダムエンカウントで発生する。


 4人の放浪者には,ファイター,ウィザード,ドルイド,シーフというひな形が用意されている。本作で最も重要となるのが,戦闘や宝探しで集めたダイスに込められた特性でキャラクターのカスタマイズを行っていく「ダイスビルディング」というシステムだ。

 ファイターなら青,ウィザードなら紫というようなダイスの色分けがされており,それぞれに攻撃力や回復力などを高める能力値が与えられている。ダイスを振って,出た能力値をキャラクターごとにあるスロットへ組み込んでいく。


 キャラクターには6つのスロットがあり,例えば職業の異なる能力も組み込めるので,ドルイドにシーフの能力を持たせられる。その組み合わせで,キャラクターのルックスも変化するのが面白い。


 バトルも4つのダイスを振って行うターン制バトルになっている。数字や色が気に入らなければ数回のやり直しもできる。このへんは,ランダム性が非常に高く,放浪者たちのサバイバルはかなり厳しいものになりそうな印象だった。

 また,武器のクラフティングやイベントの発生などと合わせて,プレイするごとに異なる体験を得られるようだ。


 本作のSteamストアページ(リンク)の情報によると,2024年の発売予定で,現時点では英語のみのサポートとなっている。気になる人は,ウィッシュリストに追加して続報をチェックしておこう。


デモを紹介してくれたViobo GamesのゲームデザイナーであるArtur Łysko氏


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