秋田県などが開発したコメの新品種「あきたこまちR」の一般生産が2025年度から始まる。農家に提供する種もみの栽培に向けた田植えが秋田市でピークを迎え、農家が作業に追われている。

主力の「あきたこまち」を改良した品種「あきたこまちR」は、土壌の有害物質・カドミウムを吸収する割合が低いのが特徴で、2025年度に全面的に切り替わる。

JA秋田なまはげ管内の秋田市上新城の田んぼでは、5月10日から始まった田植えがピークを迎えている。

農家に提供するあきたこまちRの種もみは、県内7つのJA管内で2000トン生産される予定で、このうちJA秋田なまはげでは、全体の8%に当たる約165トンを栽培する。

今シーズンは暖かい日が多く苗の生育は順調で、作業は従来の「あきたこまち」と変わらないペースで進んでいる。

「あきたこまちR」の田植えは5月いっぱい続く。

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