ビール大手4社が14日に発表した4月の「ビール」の販売は、前の年の同じ月に比べ11%増え、2カ月ぶりにプラスだった。

悪天候で先延ばしになっていた花見などの行楽や歓迎会などの宴会需要が寄与した。

キリンが4月に発売した17年ぶりの新ブランド「晴れ風」が好調で市場を牽引したほか、サッポロの「黒ラベル」、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」、アサヒの「スーパードライ」と各社主力ブランドで前年の実績を上回った。

発泡酒や第3のビールを含む「ビール類」の販売数量は、キリンが8%、サッポロが6%それぞれ増え、サントリーは6%減少した。金額ベースのみを公表しているアサヒビールは2%増えた。

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