岩手県花巻市の農家などが冬場の収入源にしようと生産に取り組んでいるキクラゲ。
大きく肉厚なキクラゲのおいしさの秘密は地域の水資源にありました。

花巻市の農家などが営む「すずのきくらげ」では、農業の閑散期である冬場の収入源にしようと3年前からキクラゲの生産をしています。

コンテナの中で1年中生産しているキクラゲ、その特徴について、「すずのきくらげ」の岡田雄太郎さんは、「なんといっても大きさと肉厚さ」と話します。

実際に収穫してみると、掌に収まらないくらいの大きさです。

すずのきくらげ 岡田雄太郎さん
「水分が命なので湧き水をふんだんに浴びたキクラゲで、おいしくてミネラルたっぷりになっている」

二酸化炭素の濃度や湿度・温度を適切なバランスで徹底管理しているほか、この地域に流れる湧き水を使って菌床に水やりをすることで、大きく肉厚なキクラゲに育つということです。

そんなキクラゲを特別に味見させていただきました。

高橋礼子アナウンサー
「すごい。コリコリという食感を想像していたけれど、すごく弾力があってぷりぷりしています。肉厚で食べ応えがあります」

すずのきくらげ 岡田雄太郎さん
「外国産のキクラゲがシェアの9割以上で1割以下しか日本産が無い。(国内産のキクラゲを)少しでも多く広めていきたい。脇役じゃなくて主役になれるんだと皆さんに知っていただくために、このキクラゲをどんどん広めていきたい」

地域の水資源を生かして大きく育ったキクラゲは、花巻市と盛岡市の産直などで買うことができます。

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