広島銀行などを傘下に置く「ひろぎんホールディングス」の昨年度の連結決算は、貸出金利息など本業の収益が増えたことを背景に前の年度に比べ増収増益となりました。

「ひろぎんホールディングス」の昨年度1年間の売上高にあたる「経常収益」は1860億円で前の年度より16%増加しました。
最終的な利益を示す「純利益」は前の年度のおよそ2.2倍にあたる276億円で増収増益となりました。

物価高騰の影響による取引先の業績悪化を想定した費用が膨らんだ一方、貸出金の利息など本業の収益がそれをカバーする形で増収増益に繋がったということです。

【ひろぎんホールディングス・部谷俊雄社長】
「財務環境が大きく変わってしまったというのが要因、それを早く我々のビジネスモデルとしてどう変えていくかということを取り組んでいる」

また、今年度の業績予想は日銀のマイナス金利政策解除の影響などを踏まえ、純利益は昨年度より24億円多い300億円とする見通しを示しています。

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