自転車ヘルメットの着用が努力義務化されてから1年余りが経ちました。
なかなか着用率が上がらないなか、5月10日、鳥取県の高校で警察官がヘルメットの着用を呼びかける広報活動が行なわれました。

警察官:
「ヘルメット着用の広報です。よろしくおねがいします」

10日あさ、鳥取市の鳥取西高校。
通学する生徒たちに声をかけるのは鳥取警察署の警察官です。

この活動は5月の自転車月間に合わせ鳥取警察署が行なったもので、10日は警察官が生徒会の生徒とともにチラシやティッシュを手渡しながらヘルメットの着用を呼びかけました。

鳥取県内のすべての県立高校では2023年4月のヘルメット着用の努力義務化に合わせ、ヘルメットの準備が自転車通学の条件になり、この学校では生徒たちの意識が向上しているといいます。

生徒:
「正直髪型は気になるけどそこは我慢してやってます」
「安全面のことを考えるとヘルメットは重要だと思います」

鳥取警察署交通第一課長・竹矢秀雄警部:
「髪はどうしても崩れてしまうが、怪我をするのが1番怖いことなので髪型は気になるとは思いますがしっかりとヘルメットを着用してほしいと思います」

2023年、鳥取県内で発生した自転車事故の死傷者のうちヘルメットをかぶっていた人の割合は、22.9%で全国平均を上回り、2022年と比べても増加していますが、依然低迷しています。

警察は今後もヘルメット着用を促す活動を続けたいとしています。

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