企業の間で取り引きされるモノの価格を示す2023年度の企業物価指数は、過去最高となりました。

エネルギー価格の高騰のほか、幅広い分野で価格転嫁が進んだことなどを背景に、日銀が発表した2023年度の企業物価指数は119.9となり、2年連続で過去最高となりました。

一方、政府の補助金により、ガソリンや電気・ガス料金が抑えられたことで、前の年度からの伸び率は2.3%にとどまりました。

また、あわせて発表された3月の企業物価指数は、前の月から0.8%上昇の120.7となり、比較可能な1980年以降で過去最高となりました。

伸び率は2か月連続の増加です。

調査対象の515品目のうち8割ほどの399品目で値上がりし、価格転嫁が進む飲食料品や非鉄金属の価格上昇が全体を押し上げました。

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