家計の消費支出が3年ぶりにマイナスとなる一方、海外との貿易や投資で日本がどれだけ稼いだかを示す経常収支は過去最高となりました。

家計調査によりますと、2023年度に2人以上の世帯が消費に使った金額は、月平均29万4116円と物価の変動を除いた実質で、前の年度と比べて3.2%減少しました。

物価高で買い控えや節約志向を強めていることが主な要因で、新型コロナが影響した2020年度以来、3年ぶりにマイナスに転じました。

一方、2023年度の国際収支も発表され経常収支の黒字は、25兆3390億円と前の年度からおよそ2.8倍に増え、過去最高となりました。

自動車の輸出の伸びたことや資源価格が下落したことから貿易収支の赤字が改善し、外国人旅行客が増加したことが主な要因です。

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