東京・葛飾区のガソリンスタンドは18日、“駆け込み給油”を待つ車で長い列ができていた。19日から石油製品への国の補助金が段階的に減額され、ガソリンも値上がる見通しになっている。
一方、上野アメ横商店街は、正月用食材を求める買い物客で大賑わい。海産物を扱う店によると、今が一番の買い時で、大混雑する年末に比べ、比較的すいている今は値引き交渉もしやすく、狙いの商品が安く買える可能性があるという。
正月食材は“今”が買い時!狙いの品が安く買えるかも
「はいどうぞ~!1000円でいいよ~!マグロ1000円!」
2024年も残すところ2週間。年の瀬が近づき、18日の上野アメ横商店街は、正月用の食材を求め、多くの人でにぎわっていた。
この記事の画像(43枚)正月食材を買いに来た客A:
これが大トロ、こちらが中トロ。8000円だったのが3000円にしてくれたの。
正月食材を買いに来た客B:
(財布のひもが)緩んでしまう。ここに来たら買って帰ろうと。
2024年は値上げラッシュが続いたが、お正月食材の買い時はいつなのか。エビやカニなど、海の幸がずらりと並ぶ店で聞いてみると、一番の買い時は“今”だという。
石山商店 店員:
お正月に向けて、石山商店としては大量に仕入れて安くやれる。今買った方が一番いいが、ご家庭の冷蔵庫事情もあるし、クリスマス以降がいいと思う。
大混雑する年末に比べ、比較的すいている今は値引き交渉もしやすく、狙いの品が安く買える可能性があるという。
買い物客:
ちょっと早いけど、今のうちに買って冷凍庫に入れられる物だけ買っておこうと思って。
また、大量に在庫がある今だから安くできるという商品も。
魚塚 店員:
ズワイガニが今日は良い。1万8000円が1万2000円でやっている。今すいているうちが良いんじゃないかな。
葉物野菜は28、29日に買うのがおすすめ
一方、買い時が難しいのが、高値が続く野菜。
40代女性:
葉物野菜全般、高いのかなと思っています。(年末に向けての買い物は)クリスマスが終わってからにしようかなと。
「アキダイ 関町本店」での価格は、キャベツは例年の約2.7倍、ブロッコリーが約2.8倍。一体、正月に向けた買い時はいつなのか。
アキダイ 秋葉弘道社長:
ブロッコリーは年末に買うのがいいですね。(年末)ぎりぎりで。市場が28日、29日、この辺が葉物野菜がメインです。
ガソリンスタンドに“駆け込み給油”
そんな中、大行列となっていたのがガソリンスタンド。19日から石油製品への国の補助金が段階的に減額され、ガソリンも値上がる見通しになっている。
東京・葛飾区のガソリンスタンドは、駆け込み給油を待つ車で長い列ができていた。
駆け込み給油に来た客:
年末に帰省とかするので、長距離運転することになるので、それに備えて入れに来ました。
「キグナス石油本田SS」では、178円だったレギュラーガソリンが19日から183円に値上がりする。
キグナス石油本田SS・スタッフ:
当店でもあすから5円の値上げが決定してますので、(きょうは)ほとんど売り切れになる状態で。今ようやく11時にローリー車が入りまして、今からどんどん受け入れる。
全国に拠点を持つ運送会社では、毎月100万リットル以上のガソリンを使うため、1円値上がるごとに100万円負担が増えるという。
ギオン川崎センター・吉田雄介マネージャー:
物流費、輸送コストは上がりますので、巡り巡って商品価格に転嫁されることを考えると、あまりいいことはない。
(「イット!」12月18日放送より)
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