高松市の高松空港は、2025年1月から旅客ターミナルビル国際線エリアの増改修工事を行うことを発表しました。さらなる利便性の向上が期待されます。
高松空港が会見で明らかにしました。増改修工事では、ターミナルビルと旅客機を結ぶボーディング・ブリッジを新たに1本増設します。また、チェックインカウンターをこれまでの16から20に増やすほか搭乗待合室の座席数も290から約450に増やします。
さらに入国審査場や手荷物の受け取り場所を拡充することで、同じ時間帯に国際線を3便受け入れることが可能になるということです。総延床面積は、増築分と改修分あわせて約5800平方メートルで、事業費は明らかにされていません。
現在、高松空港の国際線は、韓国・ソウルへのダブルトラックなどを含めた過去最多の週33便が運航されていて、2024年度の利用者数は、過去最多となる46万人に達する見通しです。今回の工事はこうした背景から、受け入れ機能の強化と利便性の向上を図ることが目的で、インバウンド需要の高まりにより厳しさを増す空港間競争を勝ち抜きたいとの狙いもあるとみられます。
(高松空港 小幡義樹社長)
「空港間競争を勝ち抜くためには空港で降りた後にどこへ行くかという地域の魅力の競争になってくるとは思うがその前段の所で高松が選択肢から除外されることはなくなるだろうと思う」
工事は2025年1月下旬から始まり高松空港では2027年3月のグランドオープンを目指すとしています。
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