年末恒例の「今年の漢字」が発表されました。

鮮やかな紅葉に包まれる京都府の清水寺。
師走の風物詩となった「今年の漢字」が12日午後2時過ぎに発表されました。

今回で5回目の選出となった「金」。

選ばれた理由は、オリンピック・パラリンピックの金メダルのほか、新紙幣の発行や佐渡の金山の世界遺産登録。
また、政治とカネ問題に物価高騰など、金が話題になったためとしています。

熊本県からの観光客は「新札も発行されたし当然かなと思います。予想通り」と言います。

12日の発表に合わせ、実はもう一つ、2024年を表す一文字が選ばれていました。

それが帝国データバンクが調査した企業が選んだ2024年の漢字です。

1位に選ばれたのは変化の「変」。
理由は、「変わらなければ埋没してしまう」「アメリカ大統領や日本の首相が変わり、世の中の変化も激しい」などでした。
国内外の変化に直面する中で、変わり目の年と感じた企業が多いようです。

そんな2024年に就任した石破首相が選んだ漢字は、謙虚の「謙」でした。

それぞれ違う、2024年を表す一文字。
働く皆さんはどんな漢字を選んだのか、街で聞きました。

「銅」を選んだシステム系の60代男性は「定年退職して再雇用で(会社に)行っている。正社員時代はたくさん給料をもらっていたが、3分の1になったので銅。金、銀、銅と2段階落ちて」と話します。

「とにかく推し活に始まり推し活で終わった1年」と「推」を選んだ女性もいました。

「推」を選んだ飲食業(50代):
全国のホールツアーを回って、友達とグッズを持ち合って飲み会したりとか食事したりとか。(Q.仕事より推し活?)そのために仕事をしていました。

教育関係の30代女性は「薮(やぶ)」を選びました。
「自分に仕事の成果が全然でなくて、このままでいいんだろうかと悩んでいた。部署が変わって光が見えてきて、今は生き生きと仕事をさせてもらっているので、『薮』の出口に近づいているのでは」と話します。

一方、インフラ関係の20代男性は、仕事でもプライベートでもお祝い事があったそうです。

インフラ関係(20代):
(職場の)悪いところを改善していこうという取り組みを評価してもらえた。昇格した部分もあるので、それも含めて「祝」。周りが結婚ラッシュで、友達が今年だけで結婚式2回くらい挙げているので、そのお祝いも結構できたかなと。(Q.ご祝儀は?)結構飛びましたね。それも含めて「金」なんでしょうね。
 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。