酒づくりに使う酵母の研究などに取り組む県工業技術センターが新たに2種類の酵母を開発し、10日新酒がお披露目されました。

この発表会は日本酒に適した酵母を研究している県工業技術センターが開いたもので、佐賀大学農学部の学生や県内の酒造会社の関係者など17人が参加しました。
県工業技術センターはこれまでに、8種類の酵母を開発していて、去年新たに「青リンゴ」と「洋ナシ」の香りがする2種類の酵母を開発しました。

【鈴木悠斗】
「ほのかに青リンゴの香りがします。青リンゴのスッキリとした甘みが鼻からスーっと抜けていきます」

10日は新たな酵母で作られたお酒の試飲会もあり参加者は香りや味わいの違いを確かめていました。

【大学生】
「置いてある5種類を飲ませていただきました。においが味までくるものと鼻に抜けるだけのもの色々違いがありました。」
【大学生】
「今からお酒作りを始めるので、バラエティー豊かなお酒を造れたら」
【酒造会社の杜氏】
「バリエーションが広がる。香りのイメージに近づいた甘味や酸味、風味を変えて全然違うお酒にしていきたい」

新たな酵母で作られたお酒は販売もされていて各酒造会社はニーズに合わせた酒作りに生かしていきたいということです。

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