長野県内4社が新製品やサービスの開発に取り組んだ

八十二銀行は6日、KPMGコンサルティングと連携して長野県内企業を支援する「信州新規事業創出プログラム」の発表会を開いた。9カ月間で顧客ヒアリングや競合分析などに取り組んだ4社が成果を報告した。

給食受託のミールケア(長野市)はサービス提供先の幼稚園などを利用する保護者の協力を得て、他社のテストマーケティングを支援する事業を発表した。ライフルスコープのライト光機製作所(諏訪市)はディスプレーメーカーと協業して、スコープの内部に射撃に必要な情報を表示する技術を開発した。既に試作機を製作しており、米国の顧客から高い評価を得たという。

メッキ加工の塚田理研工業(駒ケ根市)は、抗菌機能やデザイン性をもたせた高級ハンディファン(手持ち扇風機)を開発。自動車部品の都筑製作所(坂城町)はトマトの収穫作業を省力化するロボットの開発に向け、農家のニーズを聞き取った。各社ともに、事業化に向けた取り組みを継続する予定だ。

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