トヨタ自動車が2026年に発売予定だった次世代EV=電気自動車について、生産の開始を2027年半ばに延期する方針を固めたことが分かりました。

トヨタ自動車は去年の「ジャパンモビリティショー」で、高級車ブランド「レクサス」から出す次世代EVのコンセプトを発表しています。

クーペタイプでバッテリー性能の向上により、▼航続距離は従来の1.7倍の1000キロに、▼充電時間も30%短縮され20分で完了できるとしています。

トヨタはこの次世代EVを2026年に発売する予定でしたが、関係者によりますと、生産開始を2027年半ばに延期する方針を固めたということです。

次世代EVには、▼アルミ鋳造による部品の一体的な成型や、▼車を常に最適化するソフトウエアなどの新技術を数多く採用することから当初の想定より時間が必要だと判断したとみられます。

EVをめぐっては、インフラ不足や価格の高さから市場環境は厳しさを増していて、メーカー各社が販売目標を引き下げるなどの対応を迫られています。

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