日銀の植田和男総裁は18日の記者会見で、追加利上げについて「毎回の金融政策決定会合で、そこまでに入ってきたデータなどを毎回毎回点検し、適切な政策を行うというこれまでの基本姿勢に変わりはない」と述べた。従来の方針を改めて強調した。
名古屋市での金融経済懇談会の後に記者会見で語った。次回の12月会合で利上げを決める可能性について問われ、否定はしなかったものの、10月会合後の記者会見と同様の発言にとどめた。
再び進んでいる円安が物価の上振れにつながる可能性については「為替を動かしている背後の経済要因を含めて、経済・物価の見通しにどういう影響があるか日々分析して積み重ね、その上で各会合で判断していく」と語った。
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