包括連携協定を結んだ群馬県産業支援機構の大久保聡理事長㊥と第一生命群馬支社の加藤秀俊支社長㊧、太田支社の木下勝次支社長(前橋市)

群馬県産業支援機構(前橋市)と第一生命保険は包括連携協定を結んだ。同機構への企業の紹介やイベントの共催などで協力する。県内に約800人いる渉外担当者の営業活動により事業者と接点が多い第一生命を通じて同機構へ相談に来てもらうきっかけを増やし、多様化する企業ニーズへの対応力も高める。

第一生命は群馬支社(前橋市)と太田支社(太田市)があり、幅広い県内事業者と関わりを持つ。事業者側から聞いた経営課題などに応じ同機構の支援メニューを紹介する。第一生命側も保険商品の販売に加えて事業者との関係構築に生かすことができる。事業承継を検討する企業向けセミナーなどの共催も探る。

同機構への相談は年間約2万件でここ数年横ばいという。担当者は「地域企業の課題解決のため相談件数を増やし、細分化している企業の悩みに連携して対応したい」と話す。

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