スマートフォンのアプリで「運転代行」の配車を行うことができるサービスが14日から福岡市などで始まりました。

◆記者リポート
「タクシーの配車アプリの中に運転代行が追加されています」

タクシーの配車アプリの「DiDi」が14日から新たに始めたのは、「運転代行」の配車サービス。

対象地域は福岡市とその周辺の8つの地域で、利用者がスマホなどから配車を希望すると、約30の運転代行業者の中から近くにいるドライバーに通知が届き、配車することができます。

福岡に先駆けてサービスが始まっている沖縄県では、ピーク時には配車まで30分から50分もの時間がかかっていましたが、アプリにより平均7分にまで短縮されました。

◆DiDiモビリティジャパン 営業本部 宮脇竜一郎 本部長
「タクシーでお出かけするとき、そして運転代行、自分の車でもぜひ使うシーンによって使い分けいただきながら、安心して自由にお出かけできる様な形を提供していきたい」。

福岡県内の今年の飲酒運転の摘発件数は、1146件と前年より33件増加。

飲酒運転による事故の件数も82件と前年より12件増えていて、この運転代行配車サービスは、飲酒運転撲滅の足がかりになると期待されています。

◆GーCROSS 重谷義明 代表取締役
「運転代行を使っていた方が、離れたお客さんもいっぱいいらっしゃいますので、そういった方にももう一度利用しやくすなるんじゃないかと思います」。

担当者は「飲酒運転の撲滅に向けて啓発活動などの発信を行っていきたい」としています。

「DiDi」が福岡でサービスを始めた理由は、福岡は運転代行の業者の数が全国で2番目に多いからということです。

そして「飲酒運転」に関して、警察のデータによると、福岡市内で摘発された飲酒運転のうち、「酒を飲んで運転を開始した場所」というのも分かっていて、1番多いのが「中洲地区」で15%、次いで「大名地区」が10%、「天神地区」が7%、「博多駅近辺」が6%となっています。

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