岩手県遠野市にある産直「夢産直かみごう」は、地元の食材を使ったジェラートやご当地ラーメンが味わえる。

遠野市と沿岸の街・釜石市や大船渡市を結ぶ国道340号線沿いにある「夢産直かみごう」は、色鮮やかな”のぼり”が目印だ。

中を覗いて見ると、この時期ならではの山の恵・キノコやクリのほか、「さるなし」「山ぶどう」「いちじく」「アケビ」などの果実も並んでいる。

お客さん
「子どもの頃は(アケビを)熟さないうちに持って帰り、ぬかに入れて柔らかくして」
「(Q:食べ頃の見分け方は)アケビの口が開けば甘くておいしい」

懐かしい果実が揃う一方で、最近ではバナナやオレンジ、シャインマスカット、キウイなど様々な季節のフルーツをパンではさんだ「フルーツサンド」が人気で、彩り鮮やかで目にもおいしいメニューだ。

夢産直かみごう 似田貝和成店長
「贈り物とかにも選ばれるし、自分のご褒美として買うお客さんが多い」

”かみごう”と言えば、地元の酪農家がつくるジェラートもおすすめだ。

遠野酪農舎 駒込祐子さん
「ミルク本来の味わいを楽しめる濃厚ミルクと、地元産の野菜やフルーツを使ったジェラートになっている」

その日の朝にしぼった生乳をベースに、遠野産のフルーツなどを使った地産地消のジェラートには、定番の「濃厚ミルク」のほか季節の食材「いちじく」や「かぼちゃ」などもある。

人気ナンバーワンの「クリームチーズと遠野ブルーベリー」はブルーベリーの酸味で濃厚でありながら、さっぱりした味わいになってるという。
滑らかさとクリーミーさが特徴のジェラートは絶品だ。

また、食堂の「まみ~’sキッチン」では、遠野のソウルフード「五右衛門ラーメン」を味わうことができる。
最初は無かったメニューだが、はじめたキッカケは、お客さんの声だった。

まみ~’sキッチン 菊池千恵子さん
「まかないでスタートしていて『何を食べていた?』とお客さんに言われるようになって、『それでは出してみようか』と言うのでスタートした」

ニンニクを利かせ、豚肉・もやしを炒める。辛みの決め手は豆板醤で。五右衛門ラーメンの完成だ。

新たに青南蛮を使った五右衛門ラーメンもメニューに加わった。

『夢産直かみごう』は、遠野のソウルフードや地域の食材を生かしたスイーツなど「食」で訪れた人をもてなしてくれる。

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