小浜市の土木・コンクリート工事会社「トラディス」が福井地方裁判所に自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債額は約1億8900万円です。
民間の調査会社・帝国データバンク福井支店によりますと、「トラディス」は2015年(平成27年)創業、2016年に法人化された土木・コンクリート工事業者で、嶺南地区や滋賀県を中心に地盤改良工事や地質調査などを手掛け、2021年7月期には約4億7800万円の年売上高を計上していました。
しかし、資材高騰や外注費の高止まりでコストがかさんだことなどから、同決算期に多額の欠損を計上するなど、利益確保が難しい状況になっていました。
また、嶺南地区での工事量が減少傾向のまま推移したことで収益改善が見込まれず、先行きの見通しが立たないことから、今回の措置となりました。
負債は債権者約36人に対し約1億8900万円です。
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