冬の観光振興です。国内有数のスキーリゾート・北海道ニセコ町の町長が11月11日、長野市で講演。スキーリゾートが抱える課題や、進むべき道について語りました。

スキーシーズンを前に、県内の観光関係者などが集まって開かれた「ウインターミーティング」。最初に登壇したのは北海道ニセコ町の片山健也町長。

北海道ニセコ町・片山健也町長:
「キーワードは『環境』だと思う。景観や環境の厳しい規制が良質な投資を生む」

スキーリゾートとしての先進的な取り組みを参考にしようと、講師に招かれました。

ニセコ町はパウダースノーが人気で、コロナ禍を経てインバウンド客の入り込みが好調です。富裕層の客が長期滞在できる環境整備が進む一方、地価や物価が高くなるなどの影響も出ています。

講演では、今後の導入を検討している「二重価格」などについて触れました。

北海道ニセコ町・片山健也町長:
「海外からみると日本のスキーのリフト料金、ゴンドラ代含めて相当、低額だとよくいわれる。しかし私たちの暮らしぶりからすると1日で1万円、1万5000円てリフト代は家族でとても行けない。海外では“二重価格”が普通に行われておりますので、地域通貨を回していこうと思っている」

県内でも白馬村や野沢温泉村などでインバウンド客が好調です。片山町長は、観光地間の連携もこれからの時代は大事だと話しました。

北海道ニセコ町・片山健也町長:
「囲い込み観光をやっている時代は終わった。日本の国内の中でいかに皆さんが情報共有してお互い高めあって連携するかという時代に入っている。ニセコと長野、一緒に頑張っていければありがたい」

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