楽天銀行が11日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比37%増の221億円だった。貸出金利息などの金利収益が大きく伸びたことが寄与した。25年3月期の業績予想は、純利益を期初予想比22%増の462億円に上方修正した。
金利収益は約4割増えて553億円だった。経常利益は37%増の310億円となり、日銀による利上げは44億円の押し上げ効果があったという。給与の受け取りで使うメイン口座が増加したことで、口座振替手数料など非金利収益も伸びた。
親会社の楽天グループは金融子会社を再編し、楽天銀行や楽天カードなどの相乗効果を高める方策を検討してきたが、金融事業の再編は取りやめることを決めた。
永井啓之社長は「我々にとっては大変残念な結果」としつつ、「銀行法の範囲内ではあるが、既存の銀行を超えるようなビジネスモデルを作って成長させていきたい」と述べた。
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