秋田市に本店を置く秋田銀行と北都銀行が2024年度の中間決算を発表した。いずれも増収減益。

秋田銀行の中間決算は、一般企業の売り上げにあたる経常収益が、前年度の中間決算に比べ50億200万円増加し、239億8600万円となった。

経常収益から法人税などを差し引いた中間純利益は、前年度の中間決算に比べ5700万円減少の24億3800万円で、増収減益となった。2019年度以来5期ぶりの増収減益。

預金金利の引き上げで利息の支払いが増えた一方、貸出金の利息や有価証券の運用利息が増加するなどして増収となり、法人税が増えたことで減益となった。

一方、北都銀行の中間決算は、経常収益が115億2600万円で、前年度の中間決算に比べ14億2700万円の増加となった。

中間純利益は、前年度より1億4300万円少ない2億7300万円で、増収減益となった。

北都銀行は、法人関連手数料が増えて顧客部門の収益力が強化された一方で、有価証券の配当金が減少したことや融資先の経営悪化などによる不良債権の処理に備えた与信関係費用が増加したことなどが主な要因としている。

北都銀行の中間決算が増収減益となるのは2022年度以来2期ぶり。

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