日本が貿易や投資でどれだけ稼いだかを示す、2024年度上半期の経常収支は、過去最大を記録しました。

財務省が発表した2024年度上半期の国際収支速報によりますと、経常収支は15兆8248億円の黒字でした。

黒字幅は前年度の同じ時期と比べ1兆7298億円拡大し、年度の半期ベースで過去最大となりました。

輸出から輸入を差し引いた貿易収支は円安の進行などで、2兆4148億円の赤字となりましたが、サービス収支のうち旅行収支の黒字幅が、訪日客の増加で、過去最大だったほか、海外での投資の利子や海外子会社から受け取る配当金などの「第1次所得収支」も過去最大の黒字幅となりました。

一方、9月単月の経常収支は、1兆7171億円の黒字でしたが、黒字幅は前の年の同じ月と比べ1兆2372億円縮小しました。

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