富山銀行が8日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、最終損益が5億3700万円の黒字(前年同期は2億1800万円の赤字)だった。与信費用の減少を反映した。経常収益は資金運用収益の増加から微増の45億円となった。
コア業務純益(単体)は前年同期比22%減の4億8500万円だった。役務取引等利益が堅調だった一方、ベースアップなどの人的資本投資やセキュリティー強化のシステム投資など経費が増加した。
前年同期は物流会社アペックス(金沢市)の経営破綻で赤字となったが、トナミホールディングスがアペックスのスポンサーとなり子会社化した。中沖雄頭取は「巡航速度で決算を示せるようになった」と語った。
25年3月期通期の純利益は前期比10%増の7億円、経常利益は同14%増の9億円とし、従来予想を据え置いた。
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